こんばんは。エミュールの寺田です(^O^)/
三連休の中日、いかがお過ごしですか?
せっかくの休みだから、どこかに出かけようか・・・、
それとも家でのんびり過ごそうか… と悩むのもまた、連休ならではの楽しみですよね。
さて、今日は犬の散歩で東京都葛飾区(映画、「男はつらいよ」の舞台)にある水元公園に行ってきました。
この時期、梅の花がちょうど見頃で、ピンクや白の可憐な花が青空に映えて、まるで春の訪れを告げるかのようでした。
そんな風に眺めていたら、ふと疑問が浮かびました。
「梅の木って、こんなに綺麗な花を咲かせるのに、どうしてあのすっぱ~い梅干しになるんだろう?」
そういえば、最近の子供たちはスーパーで魚の切り身しか見ないから、魚がそのままの形で泳いでいると思っている子もいるそうですね。
それなら私も負けていません。 「梅の花と梅干し、本当に同じものなの?」と、改めて考えてしまいました。
というわけで、今日は「梅の花と梅干し」の話をしたいと思います。
梅の花と梅干しの関係
梅には約300種類以上の品種があり、大きく「花梅(はなうめ)」と「実梅(みうめ)」の2種類に分けられるそうです。
花梅は主に花を鑑賞するための品種で、実をつけても食用にはあまり向きません。
一方、実梅は果実を収穫し、梅干しや梅酒などに加工するための品種です。
ただし、これらの分類はあくまで目安であり、花梅でも食用に適した実をつける品種や、実梅でも美しい花を咲かせる品種も存在するそうです。
つまり、水元公園で見かけた美しい梅の花は、花梅である可能性が高く、その実は食用には適さないかもしれません。
でも、花梅の実も食べられないわけではなく、味や大きさが食用に適さないことが多いようです。
梅の花が散った後に…?
梅の花が散ると、次にやってくるのは桜。
春の主役交代のように思えますが、実は梅の木にとってはここからが本番。
花が散ったあと、しばらくすると梅の実が育ち始めるんです。
この「梅の実」が、私たちが知っている梅干しの元。
でも、このまま食べると実はめちゃくちゃ渋い!
「えっ、じゃあ、どうやってあのすっぱい梅干しになるの?」 という疑問が湧いてきますよね。
梅干しはどうやってできるの?
梅干しになるまでには、いくつかのステップを経ます。
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青梅を収穫:梅の実は青いうちに収穫します。
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塩漬け:収穫した青梅にたっぷりの塩をまぶして水分を抜きます。このとき、重石を乗せておくとしっかり漬かります。
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天日干し:梅雨が明けたら、太陽の光をたっぷり浴びせます。こうすることで皮が柔らかくなり、梅干しの味わいが増します。
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赤しそ漬け(好みで):しそを入れると、あのきれいな赤い梅干しになります。
こうやって、長い時間をかけてやっと完成するのが梅干し。
…つまり、梅の花と梅干し、見た目のギャップはすごいけれど、しっかりつながっていたんですね。
今年の初めに、干し柿を作ったからか、今日は梅干しが気になったお話でした(笑)
梅の花が咲くのを見て「そろそろ梅干しの季節だな」と思う人は、きっと少数派でしょう。
でも、あの美しい花が散ったあと、梅干しへの第一歩を踏み出しているんですね。
来年の今頃、また梅の花を見たら、「今年も梅干しの季節が始まるなぁ」と思い出すかもしれません。
花梅と実梅、知らなかったことを知るって、なんだか楽しい!
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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