クレオパトラからも愛されていたローズオイル。
女性の心とカラダに働きかける作用を多くもつことから、女性に大変人気で「精油の女王」とも言われています。
ここでは、ローズオイルの様々な美容や健康効果についてご紹介します。
約50本のバラの花びらからわずか1滴の貴重なオイル
ローズのオイルはバラの花びらから採れるエキスで、とても高価なオイルです。というのも、1滴のオイルを採るためには50本のバラが必要だと言われています。
ローズオイルに期待できる様々な効果とは
バラは深く、甘く、他の花にはないこのうえない素晴らしい香りを放ちていますが、その香気成分にはいったい、どのような効果があるのでしょうか?
1 ストレスの緩和
バラの優雅な香りは情緒を安定させて、不安や緊張、ストレス、嫉妬、恨みといったネガティブな感情をほぐし、心をリラックスさせる効果に優れています。心を明るく高揚させてストレスを和らげ、特に女性は自分自身に対して、肯定的な感情を抱かせてくれます。仕事で嫌な事があったり、恋人と喧嘩したときなど、心が疲れているな・・・と感じた時は、ローズオイルでリラックスしてみては如何でしょう。
2 女性ホルモンのバランスを整えて活性化させる
ローズオイルは子宮の強壮剤のような働きをして、月経前緊張症を和げたり、月経周期を正常にさせたり、さらに更年期障害にも効果があり、幅広い年代の女性の悩みに対応できる香りです。
3 幸せな気持ちにしてくれる
ローズオイルには、「幸福感」をもたらすホルモンである「ドーパミン」を放出させて、ストレスや緊張を緩和させてくれる効果があります。また、バラの香りをかぐことで、腦はもの事をプラス思考へと導き、良い方向へ解釈する回路をつくることに関与しているといわれる「エンケファリン」という脳内物質が分泌されることも分かっています。この「エンケファリン」は「体内のモルヒネ」とも呼ばれていて、麻酔作用・鎮痛作用・鎮静作用をもたらします。そのため、脳内でこの物質が分泌されると、私たちは心地よさを味わう事ができるのです。
4 美肌効果でエイジングケア
ローズオイルは全ての肌質タイプの方に有益ですが、とくに老化肌・乾燥肌・硬化肌・敏感肌に効果があると言われています。ローズオイルは毛細血管の弾力を強化したり、収縮させる効果があり、組織や細胞の再生を促して回復させる作用にも優れています。
また、ローズオイルは香りをかぐだけで、肌の水分量をUPさせてくれることも分かっており、乾燥肌の方には嬉しい香りです。
スキンケアとして使用する場合、普段お使いの化粧品を全て買い直すのは大変ですので、ローズオイルを数滴たらして、ローズ化粧水や乳液として、使うのがおすすめです。
5 体臭や口臭を抑える
よく、ローズオイルが配合されたソフトカプセルに入ったサプリメントがありますが、このサプリメントを摂取することで、バラの香気成分が体内に吸収されて、汗や口臭からバラに似た香りがすることが分かってきました。暑い季節や体臭がきになる方は試してみては如何でしょうか。
6 二日酔いや便秘など、お腹の調子を整える
ローズオイルには情緒不安定になって胃に症状が現れる場合、書毒作用や緩下作用を通して消化管を浄化し、吐き気やおう吐、便秘などを改善する効果があります。古代ローマでは、二日酔いの時にバラの効果が珍重されていました。
ローズオイルを使う際の注意点は?
バラの花びらから抽出した精油は、治療にも使われるほどに強い効果があるものです。その為、以下の点に注意して使うようにしましょう。
- 原液には直接触れないこと
- 肌に付ける際には、オイルや化粧水などに混ぜて使うこと
※心配な方は、お肌の柔らかい腕や太ももの内側などに塗って、赤みやかゆみなどが出ないか、パッチテストを行ってから使うようにしましょう。
- 妊娠している人は使わないこと
- 飲用しないこと
- フタをしっかり閉めて冷暗所で保存すること
- 引火性のある場所(キッチンやストーブのそばなど)では使用しないこと
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