半身浴が美容やダイエットに効果的というイメージはあっても、実際に何度のお湯に何分浸かればいいのか、お湯の量は浴槽のどのくらいまで貯めたらいいのかなど、詳しい方法まではご存じない方も多いのではないでしょうか?
半身浴には、健康や美容にとってもいい事がたくさんありますが、やり方を間違えてしまうと、期待したような効果が得られなかったり、酷い場合は、逆効果になることもあります。せっかく半身浴をするのですから、そんな残念なことにならないように、ここでは、半身浴のメリットを最大限に引き出す方法をご紹介いたします。
半身浴の嬉しい効果とは?
- しっとりツルツルの美肌効果
毛穴が開くことで毛穴に溜まった余分な皮脂や汗、汚れなども排出されます。例えば毛穴に溜まった小鼻の黒いブツブツ(角栓)なども取れやすくなって、しっとりツルツルの美肌効果が期待できます。
- 血行を促進して体の芯までポカポカに
ぬるめのお風呂に長時間浸かることで、体の芯から温まり、血行がよくなり、冷え症の改善効果が期待できます。
- むくみを改善して、足や顔もスッキリ!
むくみは、血液の循環が良くなることで解消されます。そのため、半身浴をすることで血行とともに、リンパの流れも促進されて、体に溜まった余分な水分が汗となって排出されて、顔や足などのむくにの改善にも効果的です。
- リラックス効果で疲労回復
ぬるいお湯は副交感神経を優位にするためリラックスすることができ、疲労改善効果が期待できます。何も考えずにお風呂につかり、ぼーっとした時間を作るのも大切です。
- 代謝をUPしてダイエット効果UP
半身浴自体の消費カロリーはさほど高い訳ではなく、すぐにダイエット効果があるわけではございません。ただ、半身浴をすることで、血行が促進されて、代謝がUPし、老廃物なども溜まりにくくなり、痩せやすい体質に改善されることで、ダイエット効果も高まると考えられます。
- デトックス効果で体に溜まった老廃物を排出
運動した時や暑い季節にかく汗とは異なり、ゆっくり、じんわりした汗をかくことで体内の有害物質や脂肪分などの老廃物を含んだ汗をかくことが出来るようになります。
一年中、運動もせず、夏でもエアコンの効いた部屋で過ごして汗をかかないでいると、汗腺も衰えていきます。そこで、半身浴で汗をかくことで汗腺も鍛えることが出来ます。
- 体を温めて、安眠サポート
ぬるめのお湯は、体を芯から温めて湯冷めをしにくい状態にして、自律神経のバランスを整えてくれます。就寝前にぬるめのお湯に浸かれば、副交感神経が優位になって眠気を誘い安眠効果も期待できます。
しっかりと効果が実感できる正しい半身浴のポイントは?
■半身浴の30分位前に、水分を補給する
脱水症状にならないよう、汗をかく前に水分を補給します。また水分は体が吸収しやすい常温の水または白湯を、入浴をする30分位前に飲むようにします。
■浴室を温めてます
浴室の温度が低いと上半身が冷えて汗をかきにくいため、浴室は25度前後に温めておきましょう。また浴室の暖房が無い場合は、湯船の蓋を開けておくと浴室が温まり気温がUPします。
■お湯の温度は少しぬるいと感じる38度から40度
お湯が熱いと長時間入ることが出来ず、体の表面しか温めることが出来ません。体の表面が温まった状態の場合の汗は、スポーツをした時の汗のように、体を冷やそうとする汗のため、老廃物を含まないさらりとした汗で、さらに体も冷えてしまい、半身浴の効果は期待できません。そのため、温度設定はとても大切です。
■みぞおちのあたりまでお湯につかる
肩までお湯に浸かる全身浴は、のぼせやすく長時間の入浴が困難ですが、半身浴は肺や心臓に水圧という負荷がかからないため、体への負担が軽減します。また、43度位のお湯では、心拍数が上がりますが、38度から40度のぬるめのお湯の場合は、心拍数も上がりにくく、平常とほぼ同じような状態でいられるため、血圧の高い人にもおすすめの入浴法です。
■入浴する時間は20分、長くても30分以内
じんわりとした汗をかき始めたら、体が芯まで温まっている証拠ですので、必ずしも20分以上浸からなければならない訳ではございません。また、半身浴は長ければ長いほど良いわけでは無く、長時間はいることで、肌がふやけて肌が乾燥しやすい状態となるため、長くても30分以内には完了するようにしましょう。
■上半身はタオルをかけて保温する
長時間使っていると、肩が冷えてきますので、上半身は乾いたタオルをかけて肩を冷やさないようにします。また、首から上を出して、湯船の蓋を閉めておくのもおススメです。
■入浴中も水分補給を忘れずに
入浴前にも水分は補給していますが、入浴することで汗をかいていますので、水分を補給しましょう。また、きちんと水分が補給されることで、汗をかきやすくなります。
■のぼせやすい人は頭に水で冷やしたタオルをのせる
のぼせやすいので、半身浴は苦手と思っている人は、保冷剤や水で濡らしたタオルを頭の上に乗せておくとのぼせやすくなりますので、是非試してみてください。
半身浴を行う際の注意点は?
- 食事をした直後に入らない
食後は、食べたものを消化するために胃腸に血液が集中しています。ところが入浴することで、本来胃腸に血液が集中しなければならないのに、血液が循環してしまい、胃腸の動きが悪くなって、消化不良を起こす可能性があります。そのため食後は30分~1時間位休んでからにしましょう。
- 乾燥肌の人は15分以内にしましょう
半身浴で汗をかくことで、デトックス効果が期待できる反面、乾燥肌の人にとっては、肌のバリア機能であるセラミドなどが溶け出てしまい、乾燥肌を助長させる可能性があります。そのため、乾燥肌の方は入浴時間は15分程度にしましょう。
- お風呂上りはしっかり保湿を!
乾燥肌の人はもちろん、そうでない方もお風呂から上がったら5分以内には保湿クリームなどを塗って、しっかりと保湿をしましょう。
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