普段はシャワーで済ませている方も、寒い季節は温かいお風呂に浸かって冷えた体を芯から温めるようとお考えの方も多いのではないでしょうか?
また「冷えは万病の元」といわれる位、体を冷やすことは体にとっては、良くないことなのですが、体を温めることは、病気の予防や改善効果、さらに免疫力がUPすることが知られています。
お風呂に浸かるだけでも、シャワーを浴びる以上に体は温まりますが、さらに保温効果が欲し良い時には、入浴剤を使うことをお勧め致します。ここでは、保温効果のある入浴剤の成分や入浴法をご紹介いたします。
体を芯から温める成分は何と言っても無機塩類
冷え性の方は特に、お風呂に入っても体が芯から温まるまでには時間を要します。そこで、入浴剤を入れて温まりやすく、冷めにくくなれば良いですよね。そんな方におすすめの成分は、無機塩類類が含まれた入浴剤です。
無機塩類類とは、殆どの入浴剤に含まれている成分で、地下水が周囲の地層や岩石などから溶け出したナトリウムやマグネシウムやナトリウムやシリカや鉄などの総称です。そのなかでも「塩化ナトリウム」「炭酸ナトリウム」「硫酸ナトリウム」「硫酸マグネシウム」などの「ナトリウム系」のミネラルを多く含むものは温浴効果が高く、湯冷めがしにくい成分と言われています。
ナトリウム系のミネラルをいれるとどうして温浴効果がUPするの?
実際のところは、まだ解明されていないようですが、一説によると、ナトリウムが皮膚表面のタンパク質や皮脂と結合して、お肌の表面に皮膜のようなものをつくります。この皮膜ができることで、体が熱を放散するのを防ぎ、保温効果がUPしたり湯冷めがしにくくなるのではと言われているようです。
ゆずやミカンなどの柑橘系の皮も有効です!
冬と言えばミカン、冬至といえば「柚子湯」ですね。ミカンも柚子もどちらも柑橘系で、この柑橘系の皮には「リモネン」という血行促進効果や保温効果が期待できる精油成分が含まれています。これらの皮を入浴剤代わりにお風呂に入れると保温効果が期待できます。
ミカンや柚子を入浴剤にする方法
皮をよく洗い細かく刻んで布の袋やネットに入れます。(バラバラに入れるとお掃除が大変になりますので!)袋をよく揉むことで皮から精油のリモネンが出てきますので、さらに効果的です。また、保温効果だけでなく柑橘系の香りでリラックス効果も期待できます。
どうして湯冷めをするの?
なぜ、湯冷めが起こるかというと・・・体の表面が温まることで体温が上がります⇒すると体は体温を下げようとして、発汗します⇒発汗することで体温が下がる・・・という事が原因となっています。
また、浴槽のお湯の温度が高いと、お風呂に浸かって温まったつもりでも、実は皮膚の表面だけが温まっているだけで、体の芯(血液)まで温まっていないことも湯冷めの原因となります。
保温効果が持続する湯冷めしない入浴方法は?
目的によってお湯の温度は異なりますが、冷え症改善や保温効果を持続させたい場合は、汗をかかない程度の38度から40度くらいの少しぬるめのお湯に、10分から20分くらいゆっくりと浸かると良いでしょう。熱いお湯に浸かることで、皮膚の表面だけの温度が上がり、それを冷まそうと汗がでて体が冷えてしまいますので、少しぬるめのお湯につかることをお勧め致します。
まとめ
普段はシャワー派の人も、寒い日は入浴剤をいれたお風呂にゆっくりと浸かって体を芯までポカポカに温めましょう。体を温めれば疲労回復効果や熟睡効果も期待できますよ♪
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