小さいお子様をお持ちのお母さんやアトピー体質の方は、入浴剤を使いたくても、お肌のへの影響や刺激が気になって、自分にあったものを探すのは至難の業。
では、どんな入浴剤を選べばいいのでしょうか?
入浴剤は全身に影響を与えるため、慎重に選びましょう。
実際に、良さそうな入浴剤があったので、試しに使ってみたらお風呂に入った瞬間にお肌がピリピリして浴槽から飛び出た!なんていう体験をされているかたもいらっしゃいます。
また、入浴をする際に、間違ってお口の中に入る可能性もあるので、小さいお子様をお持ちのお母さんにとっては、合成香料や合成着色料、合成界面活性剤などが配合されているのも気になるのではないでしょうか?
お肌に合わない入浴剤をつかうことで、アトピーを悪化させてしまう可能性がある為、安心して使える安全な入浴剤を選ぶことが大切だと言えます。
石油由来の成分が含まれていない「無添加入浴剤」を選ぶようにしましょう。
パッケージの裏に記載がある、成分表示をみてできるだけ天然成分や天然成分由来でできているものを選ぶようにしましょう。
全てではないのですが、商品価格を抑えるためにまた、香料については、香りを持続させるため殆どの香料や着色料の原料は「石油由来」です。そのためできれば無香料・無着色を選ぶようにしましょう。
特に1番風呂に入る人には「残留塩素除去効果のある入浴剤」を選びましょう。
例えば、コップに水道水を入れてすぐに塩素濃度を測定した場合と、コップに水道水を入れて、そこに手を入れた場合では、手を入れたコップの方が、塩素濃度が低くなります。そのような状況について「塩素が皮膚に吸収されたため」ということを言われるかたもいらっしゃいますが、これは皮膚に吸収されて塩素濃度が低くなったのではなく、ヒトの手の皮脂や垢などに反応して塩素が別の成分に変化したことで、塩素濃度が下がったというのが正解です。
そこでおすすめは、1番風呂に入った人の皮脂や垢などで、塩素濃度が下がった状態となる2番目以降のお風呂に入るのが良いでしょう。
でも、一人暮らしの方や、どうしても一番風呂に入りたい!という方は、塩素が除去できる入浴剤を利用したり、ユズ湯のように柑橘系のものをいれることで、残留塩素は緩和されます。
お肌の弱い人は、保湿成分が含まれた入浴剤を選びましょう。
できれば天然成分由来の保湿効果のある入浴剤を選びましょう。また、細胞の浸透圧の関係で、さら湯はおはだの保湿成分であるセラミドが溶け出てしまいやすくなります。
その為、比較的無添加で作られている、ミネラル系の入浴剤を入れてお肌の保湿成分が皮膚から溶け出さないようにしましょう。