日本ならではのお正月のお風呂事情とは?

日本ならではのお正月のお風呂事情とは?


大晦日の除夜の鐘をきいて年を越す・・・そんな日本のお正月は何ともおごそかな気持ちになりますよね。

そこで、日本ならではの分化でもある「お風呂に入る」ということについて、お正月のお風呂事情を調べてみました。

元旦にお風呂に入るということは・・・

そもそもの話になりますが、1月1日を表す言葉には、「元旦」や「元日」がありますが、この2つの言葉に違いがあることをご存知でしたか?

元旦とは

元旦の「旦」という感じは「始まり」を意味しています。そして「元」は一日の始まりを表すとされる言葉です。よって1日の始まりとはすなわち「朝」ということですので、元旦とは元日の朝のことを言います。

元日とは

元旦が1月1日の「明け方」または「朝」というように1月1日の特定の時間を指していますが、元日とは「1月1日」は日付を表わしています。


そういう意味では、「元旦にお風呂に入る」ということは、夜が明けて薄暗い時にお風呂に入る・・・ということになりますので、かなり準備をしなければ元旦にお風呂に入るのは難しい事になりますね!


そこで、お正月の入浴パターンをまとめてみました。

パターン1・・・元旦に朝風呂

先程も記載しましたが、夜明けとともにお風呂に入るということですので、かなりの気合いが必要です。

パターン2・・・元日の夜の入浴

これは、いつも通りにお風呂に入ることですので、特別なことではありません。

パターン3・・・元日は入浴せずに、2日の朝に入浴する

昔から新年を迎えた1月1日は、幸福を身体にしみ込ませる「縁起の良い日」とされてきました。

その為、大晦日に1年の汚れをお風呂でキレイに洗い流して、1月1日はキレイになった身体に「福」しみ込んでいるため、地域によってはお風呂で流されないように・・・ということから入浴をしないという風習があるようです。

では、お正月のお風呂はいつ入るのが正解なの?

昔ながらの地域に伝わる風習は大切にしたいものです。とはいえ、現代の生活を送る上では、お正月からお仕事があって、「お風呂に入らずに外出できない!」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな訳でお正月のお風呂に入るタイミングは、あまり堅苦しく考えずに、自分のライフスタイルに合わせるのでよいのでなないでしょうか。

また、結婚をしたり、引越しをしたりして、生活の環境がかわり、生まれ育った自分の家庭では、「○○だった」けれど、引っ越した嫁ぎ先きでは「○○だった」ということもあると思います。このように日本は狭いようで広く、地域によっては色々な風習があるので「郷に入れば郷に従え」ということで、その地域の風習を素直に受け入れて、新しい生活を楽しんでみてはいかがでしょうか♪