普段はお肌にかゆみを感じることは無いけど、寒い冬など乾燥する季節にはかゆみや湿疹に困っているという方は少なくないでしょう。また、季節を問わず年中お肌のかゆみや湿疹にお困りの方もいらっしゃるでしょう。ここでは、入浴剤を使ってお肌のかゆみや湿疹を和らげる方法についてご紹介しています。
そもそも「湿疹」ってどんな症状?
「湿疹」とは、かゆみを伴う皮膚の炎症の総称であり、具体的には、アトピー性皮膚炎・じんましん・水虫・かぶれ・手湿疹・あせもなどは湿疹の一種です。人によって湿疹の症状の程度はそれぞれですが、ひどいものになると、水泡や発疹などのジクジクした湿疹や、鱗屑(りんせつ)といって角質がフケのようなかさぶたになる湿疹があります。また、慢性湿疹は、皮膚がカサカサになり次第に皮膚が厚く硬くなっていく症状です。
重度の湿疹であればかかりつけの病院の医師に相談することをお勧めしますが、乾燥しやすいシーズンやお風呂上りにちょっと気になるという程度の症状であれば、入浴剤を使ったケアを試してみてはいかがでしょうか?
お肌のかゆみや湿疹の原因とは?
軽度のお肌のかゆみや湿疹は、日常生活のお肌のケアを見直すことで改善することができることがあります。特に、ある日・あるタイミングで突然肌のかゆみや湿疹が発生してしまったという方であれば、すぐに症状を改善できる可能性が高いでしょう。
化粧品やボディケア用品の化学成分
日常的に使用している化粧品やボディケア・ヘアケアアイテムに含まれる化学成分が原因で、お肌のかゆみや湿疹が発生してしまうケースです。特に、お手入れの頻度が高い髪の毛(頭皮)や顔にかゆみを感じている方であれば、これらのアイテムを見直すことをお勧めします。
衣類やアクセサリーの擦れ
特定の素材の衣類や、特定の金属で作られたアクセサリーが肌に付着することによって、かゆみ・湿疹・アレルギーなどが発生してしまうケースです。急にお肌の調子が悪くなった、特定の部位だけかゆみがある、という場合には、衣類やアクセサリーを見直してみると良いでしょう。また、医師に相談してパッチテストをやってみるのも1つの手です。
お肌の乾燥
お肌が乾燥してしまい、外部からの様々な刺激を受けやすくなることで、お肌のかゆみや湿疹が発生してしまうケースです。皮膚のバリア機能が低下しやすい方は特に肌が乾燥しやすく、刺激物質の影響を受けやすくなるため注意が必要です。例えば、髪の毛先が顔に触れたり、下着で皮膚が圧迫されたりすることで、湿疹ができることがあります。
汗をかいた後のケアが不十分
暑い夏や梅雨などの高温多湿なシーズンや激しい運動を行った後など、大量にかいた汗のケアを怠ることでお肌のかゆみや湿疹が発生してしまうケースです。汗をしっかり拭き取って丁寧に洗わないと、汗腺が詰まってしまって皮膚の炎症が起きたり、汗が溜まりやすい部位が不衛生になり雑菌が発生し、肌のかゆみを感じてしまったりします。
湿疹の予防やケアに入浴剤を!
軽度のお肌のかゆみや湿疹であれば、入浴剤を使ってケアをしてみてはいかがでしょうか?また、入浴剤を継続的に使用することで、再発防止や予防にも繋がります。お肌の乾燥が原因でかゆみや湿疹が発生することが多いため、まずは保湿効果の高い入浴剤を選んでみることをお勧めします。また、お肌が弱い方・敏感な方であれば、天然由来成分のみ含まれたお肌に優しい入浴剤を選ぶと良いでしょう。
身体や顔の洗い方も工夫しましょう。基本的に身体や顔をゴシゴシ洗うことは避け、特にかゆみを感じている箇所や湿疹の患部は優しく手で洗うようにしましょう。また、お風呂上りも身体をゴシゴシとタオルで拭くのではなく、そっと叩くようなイメージで水分をやさしく拭きとってあげてください。