女性に嬉しい入浴剤に含まれる成分

女性に嬉しい入浴剤に含まれる成分

毎日簡単にできる美容ケアやリフレッシュの方法として、入浴剤は人気を集めています。しかしながら、ドラッグストアやネットショップには様々な種類の入浴剤が販売されていますが、成分に注目して入浴剤を選んでいる方は少ないでしょう。ここでは、美容効果やリフレッシュ効果など、女性に嬉しい入浴剤に含まれる成分についてご紹介します。

女性の悩みを解消する入浴剤の成分

毎日のお仕事や家事・育児でいつもクタクタ…、でも美容ケアを怠けるのもイヤ!という女性は多いでしょう。そんな方に、お風呂に入るだけで簡単に美容ケアができる入浴剤はとてもお勧めです。最近では様々な種類の入浴剤が販売されており、単に身体を温めるだけではなく、スキンケア効果や保湿効果の高い入浴剤もありますので、美容への興味関心の高い女性であれば一度は試していただきたいものです。
入浴剤を選ぶ際に大切なのは、入浴剤に含まれる「成分」に注目することです。まずは、日ごろから愛用している入浴剤の成分表を確認してみて、どんな成分が含まれているのかチェックしてみましょう。ここでは、女性に多いお悩み別に、どのような成分を含んだ入浴剤がお勧めなのかご紹介します。

冷え症にお悩みの方には「ミネラル」

女性のお悩みとして非常に多いのが「冷え性」です。寒い冬だけという方も居れば、年中冷え症にお悩みの方もいらっしゃいます。冷え性は、単に身体が冷えてしまい寒気を感じるというだけでなく、肩こり・腰痛や肌荒れ・各種の病気の原因にもなるため、注意が必要です。
冷え性は、運動の習慣が無い方に多いとされています。筋力の低下によって血液を身体中に送り出す機能が低下してしまい、体温が低下しやすくなることで冷え症になります。週に3回程度・30分間以上の運動が推奨されていますが、かといって、忙しい女性にはなかなか難しいことですよね。
そこで、一番簡単な方法は、毎日きちんと湯船に浸かることです。また冷え症に効果的な成分である、ナトリウムやカリウム・マグネシウムなどのミネラルが含まれた入浴剤を使うとより効果的です。中でもナトリウムは「熱の湯」とも言われ、抹消血管の血流を促進する効果があり、冷え症や肩こり・腰痛に効果的です。

冷え症の方はお風呂の温度に気をつけましょう

冷え切った身体を温めようと、熱いお風呂に入ってしまっていませんか?実はこれは冷え性には逆効果で、42度以上の熱いお湯に入ってしまうと血管が収縮して交感神経が刺激されてしまい、皮膚の表面だけが急速に温められます。すると、皮膚表面の体温を下げるために大量の汗をかいてしまい、かえって身体を冷やすことになるのです。お風呂上りも湯冷めをしやすくなってしまい、冷え性の改善には逆効果です。
38度~40度くらいのぬるめのお湯にして、浴槽や洗面所を暖房で暖めるなどして、冷え性対策を行いましょう。

肌荒れにお悩みの方には「植物系成分」

ニキビや湿疹などの肌荒れにお悩みの方には、ヤシ油や月見草油・ホホバ油・ローズヒップ油などの油脂系の「植物系成分」がお勧めです。また、コメヌカエキス・カミツレエキス・コラーゲンなどの成分も、肌の乾燥を防いでうるおいを与える効果があるためお勧めです。
肌荒れ対策と言うと、化粧品や美容液にこだわったり、サプリメントを摂取したり、十分な睡眠をとったりと、様々な方法がありますが、継続することはなかなか難しいものです。しかし、植物系成分を含む入浴剤をお風呂に入れて入浴することで、簡単に全身の肌ケアができるため、入浴剤はとてもお勧めです。

リラックス効果が欲しい方には「天然由来のオイル」

お肌が乾燥してしまい、外部からの様々な刺激を受けやすくなることで、お肌のかゆみや湿疹が発生してしまうケースです。皮膚のバリア機能が低下しやすい方は特に肌が乾燥しやすく、刺激物質の影響を受けやすくなるため注意が必要です。例えば、髪の毛先が顔に触れたり、下着で皮膚が圧迫されたりすることで、湿疹ができることがあります。

汗をかいた後のケアが不十分

暑い夏や梅雨などの高温多湿なシーズンや激しい運動を行った後など、大量にかいた汗のケアを怠ることでお肌のかゆみや湿疹が発生してしまうケースです。汗をしっかり拭き取って丁寧に洗わないと、汗腺が詰まってしまって皮膚の炎症が起きたり、汗が溜まりやすい部位が不衛生になり雑菌が発生し、肌のかゆみを感じてしまったりします。

湿疹の予防やケアに入浴剤を!

ぬるめのお湯にゆっくりと浸かるだけでも、リラックス効果を得ることはできますが、自分の好きな香りの入浴剤を入れると更にリラックス効果を高めることができます。香り成分にはそれぞれ効果・効能に特徴がありますので、その日の気分に合わせて、香りを変えて楽しむのもおすすめです。
また、香料などの合成化学成分で香り付けされた入浴剤ではなく、無香の入浴剤を選び、天然由来の精油(オイル)を数滴垂らして入浴する方法をお勧めします。というのも、天然由来の精油は合成の香料と違って、香りを演出するだけではなく、脳へ直接働きかけて脳に刺激を与えることで、リラックス効果を与えることができるためです。

■リラックス効果のある精油
イランイラン、ゼラニウム、ラベンダー、ローマンカモミール、ローズ など

■リフレッシュ効果のある精油
ローズマリー、レモン、グレープフルーツ、ユーカリ、マージョラム など
使い方としては、浴槽のお湯に直接数滴たらしてもOKですし、浴槽に入れずに温かいお湯をはったコップに精油を数滴たらして置いておく方法でもOKです。香りを体内に吸収することで、浴槽に入れた時と同等の効果を期待することができます!