冬は肌が乾燥しやすくなります。乾燥するとかゆみを伴うことも多く、辛いものです。この辛いかゆみを改善するには入浴が効果的と言われていますが、お風呂に入ると余計にかゆみが増してしまうことも。それを防ぐには、お肌のかゆみを軽減してくれる入浴剤を使うと良いでしょう。どのような入浴剤がかゆみに効果があるのか、またどのように選ぶと良いのかご紹介します。
お肌のかゆみに悩む人にオススメの入浴剤とは?
男性も乾燥肌に悩んでいる
かゆみに悩んでいる人には、保湿成分が配合された入浴剤がオススメです。無機塩類系の入浴剤や、コラーゲンやセラミド・ローヤルゼリー・ココヤシなどの保湿成分が配合された入浴剤は、乾燥肌を改善してしっとりとした肌にしてくれます。かゆみの大きな原因の1つは、肌の乾燥であることが多いため、かゆみも解消されるでしょう。
ホホバオイルの入浴剤がオススメ
ホホバオイルが配合された入浴剤は、肌を保湿してかゆみを緩和する効果があります。ホホバオイルは、人間の皮膚と構造が似ている成分であるため、お肌に刺激を与えることなく馴染みやすい、という特徴があります。刺激が少ないため、アトピーにお悩みの方も安心して使用することができます。
また、甘草(カンゾウ)などもかゆみを抑える働きがあるので、これらの成分が配合された入浴剤もオススメです。
消炎効果のあるカモミール
カモミールには、消炎効果や保湿効果・鎮静作用などがあるため、カモミールが配合されている入浴剤も、お肌のかゆみに悩んでいる方にお勧めです。ホホバオイルと同様に、お肌への刺激や負担も少なく、カモミールの保湿効果で優しく肌を乾燥から守ります。
合成成分や添加物の含まれていない入浴剤を
かゆみが出やすいお肌は、肌荒れを引き起こしている可能性が高いと言えます。肌荒れは、外部の様々な刺激によって引き起こされる症状であるため、入浴剤を選ぶ際には肌に刺激が強い合成成分や添加物の含まれていないものがお勧めです。
無添加入浴剤や天然成分配合の入浴剤は特にお勧めで、逆に着色料や合成染料・鉱物油などが含まれている入浴剤は避ける様にしましょう。
かゆみに悩んでいる方におすすめの入浴方法
保湿効果の高い入浴剤を使ったとしても、かゆみが改善されないケースがあります。その様な方は日頃の入浴方法を変えてみてはいかがでしょうか?
熱いお風呂や長湯を避ける
寒い冬は特に、熱いお風呂に入ったり長湯をしてしまったりしがちですが、肌の乾燥を悪化させてしまう要因となるため避けましょう。かゆみを感じているお肌には、40度以下で5~10分程度の入浴がお勧めです。高温のお湯に長時間浸かってしまうと、肌に必要な保湿成分や油分が流れ出てしまいますので注意が必要です。
シャワーで洗い流さない
保湿成分が配合された入浴剤を使った後は、シャワーなどで流さずにそのままお風呂から上がると、より効果を高めることができます。一部、そうではない入浴剤もありますので、入浴剤の説明書を良く読むこよをお勧めします。
バスタオルでゴシゴシ身体を拭かない
お風呂上がりにバスタオルでゴシゴシとこすって水分を取るのも、かゆみのある肌には良くありません。肌にタオルを押し当てるようにして、優しく水分を拭き取るようにしましょう。また、水分が蒸発しないうちに、早めに化粧水や保湿クリームなどを塗るとより効果的です。