保湿しても保湿しても肌が乾燥してカサカサになってしまう。そんな乾燥肌にお悩みの方は、毎日の入浴から見直してみてはいかがでしょうか?入浴剤を使ってお肌に潤いを与えることで、乾燥肌を和らげましょう。しかし、入浴剤なら何でも良いというわけではありませんので、乾燥肌にぴったりな入浴剤の選び方をご紹介します。
入浴剤が乾燥肌に与える潤い効果
お風呂に入っている間は体が水に覆われているため、お肌が潤っていてカサカサしません。しかし、長い時間お湯に浸かっていると、皮膚の表面から保湿因子が溶けて流れ出してしまいます。そのため、お風呂から上がって身体を拭いた後に、お肌のかさつきやかゆみが突然表れてしまうということは珍しくありません。
この入浴直後のお肌の乾燥を防ぐために、入浴剤でお肌を保護し、皮膚の保湿因子を閉じ込めてあげることが大切です。お肌に潤いヴェールを作り、お肌を乾燥から守りましょう。
乾燥肌におすすめの入浴剤に含まれる成分
市販されている入浴剤には、保温効果の高いものや発汗作用のあるものなど、様々な種類があります。乾燥肌の方にお勧めの入浴剤は、保湿効果の高い入浴剤です。また、硫黄などのお肌への刺激が強い成分が含まれている入浴剤は、お肌の乾燥を助長してしまう可能性があるため、避けた方が無難でしょう。ここでは、乾燥肌の方におすすめの入浴剤に含まれる成分をご紹介します。
添加物や化学成分が含まれていないもの
界面活性剤などの添加物や化学成分が含まれている入浴剤は、乾燥したお肌に刺激を与えてしまうため、余計に肌が乾燥してしまう原因となります。天然ミネラルなどの自然由来の成分のみ含まれている入浴剤を選ぶと安心です。
植物由来の成分が含まれているもの
カミツレやウイキョウなどの植物エキスには、お肌に優しく自然な潤いをもたらす効果があります。また、ヤシ油やホホバ油などの植物由来のオイルは、お肌に膜を作り水分が蒸発するのを防ぐ効果があります。
酵素系の成分が含まれているもの
パパインやパンクレアチンなどの酵素系の成分は、皮膚の毛穴やわずかな隙間に溜まった汚れを落とす効果があり、かかとや肘の乾燥・ごわつきにお悩みの方にお勧めです。また、乾燥肌だけでなくニキビや肌荒れを改善する効果もあります。
入浴剤の保湿効果を高めるために
「更に入浴剤の保湿効果を高めたい!」「お風呂から上がったらやっぱりお肌が乾燥してしまう」という方に、更に保湿効果を高める方法をご紹介します。
まず、身体を洗う時にはゴシゴシ強く擦ってしまうと、お肌の乾燥を引き起こす要因となってしまうため、手や柔らかいスポンジを使って優しく洗うようにしましょう。次に、お風呂の温度は38~40度くらいのぬるめの温度にし、長風呂はしないようにしましょう。
お風呂から上がった後は、お肌の潤いが逃げてしまう前に、化粧水や乳液、ボディクリームなどで保湿ケアしましょう。入浴後10分以内にすべてのお手入れが完了すると良いでしょう。