少しの刺激でお肌がピリピリしたり、赤くなったり。そんな敏感肌の人にとって、肌に直接触れる化粧品や洗剤を選ぶ時は気を使うもの。入浴剤も例外ではありません。しかし逆に言えば、お肌に優しい入浴剤を選ぶことで敏感肌を改善することもできるのです。今回は、お肌が敏感な人にぴったりの入浴剤の選び方を見てみましょう。
敏感肌ってそもそも何?
敏感肌とは、お肌の最も表面にある「角層」が荒れてしまい、外部の刺激から守るバリア機能が失われてしまっている状態です。そのため化粧品に含まれるアルコールや花粉、顔にかかる髪などちょっとした刺激によってかゆくなったり痛くなったりしてしまうのです。
原因はストレスや食生活など様々ですが、敏感肌を改善するには生活リズムを整えることと、肌の表面を守ることが重要。角層が果たす役割を補い、肌本来の機能を回復させることが大切と言えるでしょう。
入浴剤を選ぶポイント
いつも通りにただお湯を張っただけのお風呂に入ってしまうと、肌表面の皮脂がお湯に流れ出てしまうことでお風呂上がりに肌が乾燥してしまったり、お湯に含まれる残留塩素によってお肌が荒れてしまったりしてしまいます。
お肌に合った入浴剤を選び、しっかり肌を保護してあげましょう。ここでは、入浴剤選びのポイントを2つご紹介します。
低刺激の入浴剤を選ぼう!
何となくお肌に優しそうな入浴剤を選んでも、どのような成分が含まれているのかチェックをして使用しなければ、敏感肌をさらに悪化させてしまう原因になることもあります。
赤ちゃんにも使える無添加の入浴剤や、界面活性剤が含まれていない入浴剤、天然由来の成分のみ含まれている入浴剤などを選ぶことで、お肌に負担をかけずに安心してゆっくりお風呂を楽しむことができます。
保湿効果のある入浴剤を選ぼう!
敏感肌の最大の敵は、お風呂上がりの乾燥です!お風呂に入っているときはもちろん、お風呂あがりの肌の表面もしっとりさせてくれる入浴剤を選びましょう。お肌に潤いのヴェールを作り、乾燥からお肌を優しく保護してくれます。
植物由来の成分が配合されている入浴剤や、酵素が配合されている入浴剤は、保湿効果が高く肌への刺激も少ないためおすすめです。
お風呂に入る時のポイント
低刺激で保湿効果の高い入浴剤を選んだら、お風呂の入り方も工夫してみましょう!お風呂の入り方によって、入浴剤の効果を更に高めることができ、敏感なお肌を優しくケアすることができます。ここでは、お風呂に入るときのポイントを3つご紹介します。
ぬるめのお湯に浸かる
寒い冬、手足が冷えてしまっている時は、アツアツのお風呂に入りたくなりますよね?でも、熱すぎるお湯は皮脂がはがれてしまう原因となってしまい、お風呂上がりにお肌がカサカサになってしまいますので気を付けましょう!38~40度くらいのぬるめのお湯に20分~30分ほど浸かることで、身体を温め、お風呂上がりのお肌の乾燥を防ぐことができます。
ゴシゴシ洗わない
身体の洗い方にも気を付けてみてください!固めのタオルやキメの粗いスポンジで身体を強く擦ってしまうと、肌の表面を傷つけてしまい、お肌を乾燥させてしまう原因になります。石鹸やボディソープをよく泡立て、手の平で肌を滑らせるように洗うようにしましょう。また、汚れの気になる箇所があれば、そこだけタオルやスポンジで洗う様にしましょう。
シャワーで洗い流さない
温泉に入ったあとに身体を洗い流さない方が良い、という話を聞いたことのある方は少なくないと思いますが、入浴剤にも、お風呂から上がる時に身体を洗い流さない方が良いものがあります。入浴剤の保湿効果を持続させることができるため、シャワーで洗い流さない様にしましょう。また、お風呂上がりには、更に保湿効果を高めるために、化粧水やクリームなどで肌を整えてあげるのも良いでしょう。