冷え性の状態が継続していると、体に様々な悪影響を及ぼすため、できるだけ早く改善をしましょう。症状が軽ければさほど大きな問題はないのですが、重くなると頭痛、生理痛、腰痛、肩こり、頻尿などの症状が現れます。
冷え症の場合、全身の血行が悪い為、肌荒れや免疫力も低下します。
また、たっぷりと睡眠をとっているのに、朝目覚めた時に体がだるい、やる気が起きない、疲れが抜けない・・・と感じる時は、慢性疲労が原因かもしれません。
慢性疲労の原因は不規則な生活習慣や加齢によるものも考えられますが、最近では「体の冷え」が慢性的な疲労の原因になっている場合も多くなってきました。
そして、暑い夏でも電車や建物に入れば、冷房が効いているため、体が体温調節をするのに自律神経に負担がかかりやすく、さらに、近年はパソコンやスマホの普及によって、一昔前に比べると、各段に自律神経が乱れやすい環境と言えます。
本来、自律神経は、血液がスムーズに流れるように調節したり、体温を調節働きが備わっているのですが、乱れることによって冷え症を招いてしまいます。
冷え症の原因
(1)自律神経のバランスの乱れ
自律神経とは、「交換神経」と「副交感神経」の2つで構成されています。
自律神経には「日内リズム」があり、昼間は交換神経が優位に働き、夜くつろいでいる時や、眠っている時は、副交感神経が優位に働いています。とはいえ、夜でも仕事をしていれば交換神経が、逆に昼でも昼寝をしていれば副交感神経が、本人の意思に関係なく働くようになっています。
■交換神経
交換神経は、体の活動を促進する神経で、自動車に例えるとアクセルの役目を果たします。また、ストレスが溜まったり、イライラした時には交感神経が優位に働き、体はそのストレスといつでも戦えるよう、戦闘状態となります。
■副交感神経
交換神経に対し、副交感神経は体をリラックスさせる神経で、自動車に例えるとブレーキの役目を果たします。絶えず変化する様々な刺激に反応して、この二つの神経は自動的にバランスをとっています。
■自律神経の乱れ
大きなストレスを抱えている人は、交換神経が優位に働き、大量に活性酸素を発生してしまうため血液が酸化されて、いわゆる「ドロドロ血」となります。血液がドロドロになると血流が悪くなり、低体温や冷え症などの症状を引き起こします。
逆に、緊張感の無い生活をすることで、体は副交感神経が優位に働きます。副交感神経は血管が拡張するため、血行は良くなりますが、体に緊張感がないために、血液の必要量が減少し、血液の流れが滞るようになります。
(2)筋力の低下
筋肉には、姿勢を保ったり、体を動かすという重要な働き以外にも、体の熱を作り出したり、血液やリンパ液を体内に循環させるポンプの役割があります。
しかし、加齢や運動不足によって筋力が低下すると、これらの大切な役割を果たすことができず、むくみや冷え症などの症状を招きます。
また、筋肉が減少することで、体を支えることができず、姿勢が悪くなり、血行不良を招き、さらに冷え症が悪化するという悪循環に陥ります。
(3)その他
貧血や低血圧、また、動脈硬化などでも血液が流れにくくなり、血液が手先や足先の毛細血管までいきわたらなくなり、冷え症を引き起こします。このように、たんに体が冷えているだけでなく、大きな病気が隠れていることもあるので、症状がひどい場合には、一度、受診されることをお勧め致します。
冷え症の解消
(1)体を冷やさない食材と食事
食材そのものには、体を温める作用があるものと、体を冷やす作用のものがありますので、冷え症の方は出来るだけ体を温める食事を心がけましょう。
どの食材が、体を温めるのか、冷やすのかを見分けるポイントですが、夏または暑い土地に育つ野菜は、涼をとるものが多い為、体を冷やすものが多く、冬または寒い土地に育つ野菜は体を温めるものが多いようです。
ウーロン茶や紅茶は体を温めてくれます。そのメカニズムは解明されていませんが、ウーロン茶は半発酵、紅茶は発酵して作られていますので、もしかしたら「発酵」がなんらかの形で体を温めることに影響しているのかもしれません。
そして、体を温めるためには、必ず温かい飲み物を飲むようにしましょう。
お砂糖は体を冷やしますので、甘いおやつが食べたい時には、サツマイモがおススメです。サツマイモは、胃腸などの消化器を丈夫にして血行を促進する効果もあると言われています。また、こしょうや山椒、トウガラシなどのスパイスや生姜やネギなどの薬味も体を温める作用があるため、炒めものや味噌汁などに入れるなどして積極的に食べるようにしましょう。
(2)運動(ストレッチ)と呼吸法
運動というと、歩いたり、腹筋やスクワットをしなければと思いがちですが、特別なことは必要ありません。
特に女性の場合はハイヒールを履くといつでもつま先立ちの状態で、バランスを保とうとするため、骨盤や足首、ヒザの関節や股関節などに無理な力が加わり、骨格がゆがむ原因となり、骨格がゆがむことで、血行が悪くなります。
お風呂に入った後など、体が温まった状態で軽くストレッチをするのは、骨格のゆがみを改善するのに効果的です。できれば、ストレッチは毎日の習慣として行い、冷え症予防のためには、できるだけハイヒールは履かないようにしましょう。
さらに、呼吸のしかたを少し気を付けるだけでも血流の改善につながります。
■しっかりと空気を吐き切るのが大切
現代の人は呼吸が浅い人が増えています。呼吸で大切なのは、体内の汚れた空気を吐き切ることです。体内の空気を出し切れば、空気は自然と吸い込まれていきます。
■ゆったりとした腹式呼吸で自律神経を整える
自律神経は、私たちの意思に関係なく調整されていますが、唯一自分の意思で調整することができるのが「呼吸」です。つまり呼吸を調整することで自律神経を順調に働かせることができるようになります。そこで自律神経のバランスを整えるのに効果的な呼吸法が、腹式呼吸です。腹式呼吸の方法ですが、肩が上がらないように注意して、下腹を膨らますように意識して息を吸うと、お腹やわき腹に力が入ります。
ポイントは、息を吸う時の倍以上の時間をかけて吐き出すことです。目安は6秒以上かけて、息を吐き出します。このような呼吸法が「腹式呼吸」です。ちなみに、腹式呼吸には、自律神経のバランスを整える以外にも、血行を良くする、ダイエット効果、老化予防などたくさんの効果があるといわれています。簡単ですので、是非お試になってみてください。
(3)入浴方法
シャワーだけという人も多いようですが、面倒でしたら、週に2~3回でもいいので、できるだけシャワーで済ませずに、お風呂に浸かるようにしましょう。
1年中シャワーだけですませていると、体が芯まで温まらないため、次第に冷え症になってしまう可能性があります。
また、血圧が高い方は、肩まで浸かると心臓に負担がかかりますので、みぞおちのあたりまでお湯に浸かるようにしましょう。
怪我をしていたり、どうしてもお風呂にはいることができない方は、「足湯」のような部分浴がおススメです。足湯はできればくるぶしの上のあたりにある「三陰交」とう疲労回復のツボがお湯につかるくらいの、深めのバケツのような容器がおすすめです。39℃から42℃位の少し熱めのお湯をいれ、椅子に座ってバケツに足を入れて15分?20分位浸かっていると、血液が温まり全身がポカポカとして気持ちよくなります。また、足湯を行う時には、ポットも準備して、温度が下がってきたときには、足し湯をして温度が下がらないようにしましょう。
結構汗をかきますので、上半身は着脱しやすい服装で、きちんと汗を拭けるように準備をしておいてください。
普通の入浴や足湯のどちらを行う際も、できれば保温効果やリラックス効果のある入浴剤をいれると、さらに効果的です。
また、足湯をしているとかなり汗をかいているのがわかります。全身浴の場合は、全身お湯に浸かってしまっている為、汗をかいているのが、気付きにくいだけで、足湯と同じように汗をかいていますので、しっかりと水分を補給するようにしましょう。
マイクロ・ナノバブル風呂
エミュールでは、マイクロバブル・ナノシャワーヘッドを販売しておりますが、普通にシャワーとして浴びるだけではなく、このシャワーヘッドでお湯をためて「マイクロナノバブル風呂」にして、浸かって頂くのがとってもおススメです!エミュール マイクロバブル・ナノシャワーでお湯を溜めて使用することで、このシャワーヘッドの特徴である、毛穴やお肌の汚れ、保温効果、保湿効果をさらに、お湯を触ってみると、温泉の様に柔らかなお湯を実感することができます。
30%の節水効果があるため、浴槽にお湯をためる時間は約30分位かかりますので、お湯を止めるのを忘れないよう、携帯やスマホのタイマーを使うのもおススメです。
面倒でしたら、普通のお湯を半分位入れて、お湯に浸かりながら、エミュール マイクロバブル・ナノシャワーで足し湯をする方法でも構いません。
お湯をためて使う場合のよくある質問
(1)マイクロバブルでお湯をためると白っぽくなると聞きますが?
20ミクロン以上の比較的バブルの大きいものですと白濁して泡を肉眼で確認することが可能です。しかしエミュール マイクロバブル・ナノシャワーは0.24ミクロンと極小バブルの為、ほとんど肉眼で確認することができません。ちなみに紫外線を肉眼では確認することはできませんが、0.24ミクロンとはこの紫外線の波長と同じレベルのサイズです。0.24ミクロンのバブルを確認する方法は、まず、ビーカーにエミュール マイクロバブル・ナノシャワーでシャワーのお湯をためて、そこに特殊な装置で紫外線を当てると紫外線と同じサイズのバブルが1本の線のように確認することが可能です。
エミュール マイクロバブル・ナノシャワーはこのような試験をして、バブルのサイズを測定しています。
(2)お風呂に溜めたマイクロナノバブルはどのくらいの時間残っていますか?
50ミクロン以上のバブルについては、すぐに上昇してバブルは消滅してしまいます。
20ミクロン位のバブルについては、比較的ゆっくりと上昇をしながら、途中で水圧によって消滅します。
0.5ミクロン(500ナノ)以下のバブルは、上昇したり消滅せずに、いつまでも水中に溶存し続けます。
エミュール マイクロバブル・ナノシャワーは0.24ミクロンですので、肉眼では確認することができませんが、実際にお風呂に浸かって頂けばいつまでもやわらかい肌触りのお湯に、ナノバブルを実感頂くことができでしょう。
水がまとわりつく現象「コアンダ効果」
菱形の柱状となっている「液体活性化ユニット」を交互に方向を転換して流れる現象を
「フリップフロップ」といいます。
このように、菱形の柱状の間を通過する時に圧力の変化が発生し、バブルの細分化が進む現象を「キャビテーション」といいます。
「フリップフロップ」によって、発生した「キャビテーション」によるバブルは、圧力の変化(膨張と収縮の繰り返し)繰り返すことで、衝撃波や乱流の発生を誘発し、水のクラスターを細分化します。細分化された水のクラスターは、水が飛び跳ねない、まとわりつく水を生成し、浸透性・粘着性・活性を発生します。これを「コアンダ現象(コアンダ効果)」と言います。
エミュール マイクロバブル・ナノシャワーはその「コアンダ効果」が高く、普通のシャワーヘッドと比べて、水が体にまとわりつきやすく、細部まで水が浸透するため、頭髪や毛穴が多い頭皮でも、高い洗浄力が期待できます。さらに、すすぎの時間が短縮されたり、体が温まる効果も高まり、シャワーを浴びただけでもお風呂に浸かったような満足感を得られます。