最近は、もともと設置してあったシャワーヘッドを、色々な機能がついたシャワーヘッドに交換する方が増えています。
バスタイムを快適に、そして充実させるためにもそして、毎日の使うものだからこそ、こだわりたいところですね!
そこで今回は、シャワーヘッドの種類や選ぶ時のポイントを、ご紹介いたします。
シャワーヘッドの交換をご検討している方は是非、参考にしてみてください。
シャワーヘッドを交換するメリットは?
節水効果や塩素除去のあるシャワーヘッドや最近では、極小バブルが発生する「ファインバブルシャワー」など、利用する人の悩みや、好みに合わせて選ぶことが出来て、毎日のバスタイムをより充実することができるメリットがあります。
シャワーヘッドの種類は大きく分けて3種類
【1】ファインバブルシャワー
バブルのサイズが1~100μmのものをマイクロバブル、1μm以下のバブルをウルトラファインバブルといい、その総称をファインバブルといいます。
ファインバブルシャワーの主な特徴は、洗浄力、保湿力、保温力、優れている点です。さらに、大半のファインバブルシャワーの場合、30%以上の節水効果もあり、経済的にも優れていると言えます。
また、各メーカーによって、ファインバブルの発生方法が異なる為、バブルのサイズ、数量、
洗浄力、保湿力、保温力、カートリッジの有無、販売価格にも大きな違いがありますので、購入する際に迷うってしまう方も多いようです。
【2】塩素除去シャワー
味はともかく・・・、日本では、蛇口から出てきた水を安心して飲むことが出来ます。
これは、水道水に必ずふくまれている残留塩素が雑菌の繁殖を防いてくれているお陰です。ただ、自宅まで安全に届いたお水を、飲んだり、お風呂で使ったりするときには、残留塩素はできるだけ除去してから使いたい・・・とくにお肌が弱い人は残留塩素が気になる方も多いようです。
また、お肌の弱い方や敏感な方の中には、シャワーをそのまま浴びたり、浴槽に浸かる際、一番最初に風呂に入ったりした際に【お肌がピリピリする・・・】と感じる方がいらっしゃいます。またそれ以外にも、プールに入って、目をあけると目がシバシバして赤くなる、乾燥肌になって、髪がパサついて、茶色くなるなど、これらは、水道水に含まれている残留塩素には【タンパク質】を破壊する力があるからです。
また、髪がパサついて傷んだ状態になるのは、残留塩素の酸化作用にとって、髪のキューティクルが傷つき、バリア機能が低下するためです。
【3】節水タイプ
ご家庭で使われる水道水の約4分の1はお風呂で使われていると言われています。
そこで、節水タイプに交換することで、水道代の節約が期待できます。
節水タイプのシャワーヘッドの原理は、少ない水量でも、水がでる穴を小さくすることで、水の出が悪くならないように、水圧をあげて、シャワーの機能を維持しています。
とはいえ、水量が少ないことから、物足りなさを感じるかたもいらっしゃるようです。
シャワーヘッドの3種類、それぞれの長所と注意点
【1】ファインバブルシャワー
■長所は?
・毛穴の大きさは、人や場所によりますが、100から300マイクロメートルと言われていますが、ファインバブルシャワーは、毛穴よりも小さいバブルが発生していて、そのバブルが毛穴の中まで入り込み、シャンプーなどの洗浄剤や毛穴、肌表面のよごれもしっかりと落とします。
・微細な汚れをしっかりと落とすことで、頭皮やお肌の環境が改善されて美肌効果が期待できます。
・毛穴の奥まで微細なバブルは浸透することで、角質層までいきわたり、時間が経過してもお肌の水分量が保たれるため、保湿効果、保温効果が期待できます。
■注意点は?
・節水効果や手元ストップ付きのシャワーに比べて、価格が高めです。
・色々なメーカーから発売されていますが、価格、バブルのサイズ、バブルのー数量、バブルの発生方法など、各社の違いが分かりにくく、選び方が分かりにくい。
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【2】塩素除去シャワー
■長所は?
・水道水に含まれる、残留塩素を除去してくれる
・お肌の弱い方、敏感な方、アトピー体質の方、美容意識が高い方におススメ
・石鹸の泡立ちが良くなる
■注意点
・数か月単位で、定期的にカートリッジの効果交換が必要になるため、購入や交換の手間と費用が、継続的にかかる
【3】節水タイプ
■長所は?
・少ない水量でも、洗浄しやすいような設計で、節水、水道代の節約につながる
・「手元ストップ機能」があることで、こまめにシャワーをストップすることができるので、さらなる節水効果がきたいできる
・介護現場など、入浴介助が必要なところでは、手元に止水ボタンがついていると効率がよい
■注意点
水量が少ないため、物足りなさを感じるたり、くすぐったいと感じることがある
シャワーヘッドを交換する際の注意点
- 交換するシャワーヘッドを購入する前に、まずは、自宅のシャワーを交換できるかを確認します。確認する方法は、シャワーホースとシャワーのつなぎ目はネジでこていされているだけですので、回すことで簡単に外すことが出来ます。
- 10年、20年とシャワーを一度も交換したことが無い場合(シャワーとホースを外したことが無い場合)は水道水のカルキで固まってしまっていることがあります。そのような場合は、洗面器やバケツにお酢またはクエン酸のように酸系の水溶液にホースとシャワーのネジ部分を浸けて、カルキを柔らかくすることで、ネジが回しやすくなります。
- それでも外れない場合は、ホースとネジのつなぎ目をタオルなどで巻いて、床などの固いところで軽くたたくか、金槌のような固いものでたたくことで、カルキが壊れて外れやすくなります。この時に床やシャワーを傷つけないように、気を付けて下さい。
実際にシャワーヘッドを交換する方法
■一般的なシャワーの場合
TOTO、INAX、SANEIなど、ホースのネジの口径サイズが【G1/2(ジーニブンノイチ)】の場合は、そのまま交換することが出来ます。
■アダプターが必要な場合
KVK、MYM、ガスター(東京ガス)などは、シャワーホースの口径サイズが【G1/2(ジーニブンノイチ)】以外のため、アダプターが必要になります。
アダプターは通常、シャワーを交換する際に、付属品としてセットされていることが多いですが、メーカーによっては、別売りの場合がございますので、購入する前にしっかり確認するようにしましょう。
■ホースごと交換が必要な場合
ホースとシャワーが一体化していて、シャワーとホースを外す事が不可能な場合
ホースはホームセンターやインターネットで1000円代から3000円位で販売しておりますので、ホースを購入し、ホースから交換してください。市販されているホースの場合、口径サイズは基本的に国際基準の【G1/2(ジーニブンノイチ)】ですので、そのまま交換することが出来ます。
まとめ
シャワーには大きく分けて、【1】ファインバブルシャワー、【2】塩素除去シャワー、【3】節水タイプの3つの種類があることが分かりました。
また、シャワーを交換するときには、まずは大前提として、シャワーとホースが外れるかと、シャワーホースの口径サイズを確認することが大切だということ、その後は、ご自分の生活スタイルやどのタイプを優先したいかをよく考えて、次に同じタイプのシャワーの価格の相場やデザインなど確認して、選ぶようにしましょう。
シャワーを交換して、さらに楽しいバスタイムをお過ごしくださいね!