節水シャワーヘッドの効果は？節約とキレイが同時に手に入る秘密とは

2023年5月16日

節水シャワーってどのくらい節約になるの？
節水シャワーの使い心地はどうなの？

節水シャワーヘッドは水道代の節約につながると話題になっているけど、実際どれくらいの効果があるのかよくわかりませんよね。

今回は節水シャワーヘッドに替えることで得られる節約効果や気になる使い心地などを詳しく解説しています。

シャワーヘッドの選び方も紹介しているので、交換を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

節水シャワーヘッドの効果は？

節水シャワーヘッドは、一般的なシャワーヘッドよりも少ない水量でシャワーが使えるシャワーヘッドです。

水道代はもちろんのこと、温水を使うことの多いシャワーはお湯を沸かすためのガス代の節約も可能！一般的なシャワーよりも水が出る穴を小さくしたり、穴の数を少なくしたりすることで水の量を減らしています。

中には節水だけでなく、美容効果も感じられるようなシャワーヘッドも売られています。

節水シャワーヘッドのデメリット

節水シャワーヘッドは水道代の節約効果がありますが、その他にもメリットやデメリットがあります。

まずはデメリットから紹介します。

水圧が弱いことがある

節水シャワーヘッドは、単純に使用する水の量が少なくなるため、水圧が弱くなる傾向にあります。

身体や髪を洗う際に水圧が弱いと、なかなか流せず時間がかかりせっかくの節水効果が半減してしまうことも……。また、シャワーにマッサージ効果を求めている方にとっては、物足りなさを感じることもあるでしょう。

製品によっては水圧の弱さを改善し、一般的なシャワーと変わらない水圧で使用できるため実際に試してみたり口コミを見てみるのがおすすめです。

身体が温まりにくい

水量が減り温められたお湯が肌に当たるまでに時間がかかるため、通常よりもぬるく感じることがあります。気になる際は温度を少し上げる等の対応が必要です。

ただしシャワーのお湯がはねずに肌をつたって流れ落ち、身体が冷めにくいお湯を発生させる製品もあります。これを「コアンダ効果」といいます。粒子の小さい水を発生させるシャワーヘッドであると効果が高まるため、入浴後も冷めにくいでしょう。

メンテナンスが必要

節水シャワーのシャワーヘッドは定期的なメンテナンスが必要です。

節水シャワーに限りませんが、穴に汚れが詰まると水の流れが悪くなり効果や使い心地が半減します。また水あかやカビなど健康的にもよくありません。

シャワーヘッドのメンテナンスは1ヶ月に1回、ヘッドが浸かる程度のお湯にクエン酸をおおさじ1杯程度よく溶かして漬けておきましょう。1〜3時間程度で汚れが浮き上がるため、歯ブラシ等のブラシを使ってこすり洗いをすると汚れが良く落ちます。

ヘッド部分（散水板）が取り外せるシャワーの場合は、分解して洗うとより清潔に保てます。

節水シャワーヘッドのメリット

節水シャワーには水の節約ができるほかに意外なメリットがあります。

水道代やガス代を節約できる

摂水シャワーは、名前の通り水の節約ができるのが一番のメリットです。シャワーヘッドによって効果は異なりますが、30〜50%の節水効果があります。

一般的なシャワーは1分間に約10リットルの水を使うため、10分使ったとすると100リットルです。1リットル使った時の水道料金はおよそ0.2円なので、1日10分100リットルを使った際の水道代は約20円。 365日毎日使ったとすると、一般的なシャワーの水道使用料は年間約7,300円です。

これを30%の節水効果のシャワーヘッドに替えると、年間5,110円。約2,200円の節約になります。
一見効果は小さいようですが、使う水の量が減るとお湯を温めるガスの使用量が減りガス代も節約できます。

ライフラインの使用料が値上がりしていることを考えると、水道代やガス代の節約は家計に大きく影響するでしょう。

肌に優しい

節水シャワーヘッドは肌当たりのいいシャワーであることが多く、一般的なシャワーヘッドよりも肌や髪への負担が少ないです。

また小さな水泡を発生させるシャワーヘッドの場合、シャワーだけである程度の汚れが落ちるため肌を痛めてしまうゴシゴシ洗いや洗浄力の強いボディーソープを使わずに済みます。

皮膚が弱い方や敏感肌の方など肌トラブルを起こしやすい方でも使いやすいです。

美容効果がある種類もある

一部の節水シャワーヘッドには、節水効果と共に美容効果をうたっているものがあります。

特に髪の毛の1/1000の大きさの気泡（ウルトラファインバブル）を発生させるシャワーヘッドは、毛穴の汚れをかき出してくれたり肌に潤いを与えたりする効果に期待ができます。

いつものシャワーでスキンケアができるのは、美容の意識が高い方だけでなく入浴後のお手入れが面倒な方にもおすすめです。

節水シャワーヘッドの選び方

節水シャワーヘッドと一言で言っても、メーカーや種類が豊富でどれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。そこでシャワーヘッドを選ぶときのポイントを簡単に解説します！

節水率

多くの製品では30%〜50%の節水率をうたっており、節水率が高ければ高い方が水道代の節約につながります。

一方で節水率が高いということは水の使用量が少ないということなので、水圧が弱くなりやすいデメリットも。購入時には節水率と共に使い心地もチェックしておきましょう。

水圧の強さ

節水シャワーは水の使用量が減るため水圧が弱くなる傾向にあります。

水圧の強さは製品によって異なることに加え、求める水圧は人によってさまざまです。一般的なシャワーと同等の水圧を保つシャワーヘッドも多く販売されているため、購入前に水圧のチェックをしたり購入者の口コミをみたりしてから検討するのがおすすめです。

使いやすさ

シャワーヘッドの本体は各製品ごとに特長があります。使いやすさに直結するため、節水効果と合わせて確認しましょう。

使いやすさは以下のポイントをチェックしておくと失敗しません。

持ちやすさ
重さ
止水ボタンの有無
水流の切り替えの有無

シャワーヘッドに求めるポイントは人によって異なるため、扱いやすさや求める機能を優先的に選ぶと後悔せずに済みます。

メンテナンスのしやすさ

定期的にメンテナンスが必要なので、できるだけ簡単に洗えるシャワーヘッドを選びましょう。

中でも散水版の取り外しが可能なシャワーヘッドがおすすめ！分解ができれば細かい箇所まで洗えて清潔に保てるため、より快適に使えます。

節水以外の効果

節水以外の機能を求める場合は、その効果を得られるシャワーヘッドを選びましょう。

たとえば水道水に含まれる塩素を除去する効果や美容効果などシャワーヘッドによって得られる効果はさまざま。シャワー本体に機能がついているのかカートリッジのように付属品なのかなど製品によって異なります。節水以外の効果から製品を選ぶのもおすすめです。

まとめ

節水シャワーヘッドは、自分で付け替えるだけで水道代やガス代の節約ができる優秀なバスグッズです。

中には美容効果や塩素除去など肌に優しい効果をうたう製品もあるため、スキンケアを気にする方にもおすすめ！ただし水圧やメンテナンスなど気にしておきたいポイントもあるので、購入前に使い心地や口コミをチェックすることをおすすめします。

残念ながら節水シャワーの効果はシャワーヘッドを見ただけではわかりません。交換を検討している方は、これを機にぜひ体験してみてくださいね！

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