「入浴剤を変えてからバスタブが汚れやすくなった気がする」
毎日掃除をしているのに、浴槽内の汚れが気になる時があります。
お風呂の汚れは、皮脂汚れや石鹸カス、水垢などさまざまですが、いつも使っている入浴剤が原因になっている可能性も…。
今回は、入浴剤で浴槽が汚れる原因や浴槽が汚れにくい入浴剤のポイントを解説します。
■入浴剤で浴槽が汚れる原因
お風呂の浴槽は、毎日使うため汚れがつきやすい環境です。
なぜ入浴剤が浴槽を汚してしまうのか、その原因を見ていきましょう。
・色素沈着
浴槽にお湯を張った際の境目が黒ずんでいたり、色がついていたりすることがあります。
これは「色の濃い入浴剤」が原因である可能性が高いです。
ほぼ毎日お湯を溜め入浴剤を使うことで、少しずつ汚れや色が浴槽に染み付きます。たとえ毎日しっかり洗っていても落としきれていないのが現実です。
最初は落ちるほどの汚れではありますが、蓄積された汚れは徐々に落ちにくくなり、黒ずみや茶色く色づいてしまうのです。
また、入浴剤の入ったお湯を長時間放置すると浴槽への色うつりや黒ずみがつきやすくなります。
・成分
浴槽の汚れ具合は、入浴剤の成分によっても異なります。
色の濃い入浴剤はもちろんのこと、その他の汚れやすい成分が入った入浴剤も浴槽汚れの原因です。
例えば、濃い色の元である「合成着色料」などの化学成分や、温泉に含まれていることが多い「硫黄成分」などがあげられます。
これらは浴槽の他に、配管にも汚れが付きやすいです。手の届かない場所は掃除がしにくく汚れが蓄積されやすいため、故障の原因になることも。
入浴剤は、浴槽だけでなく流した後の配管のことまで意識して選ぶとより安心です。
■浴槽を汚さないためにできること
お風呂は毎日入るものですから、まったく汚さず使うことはほぼ不可能です。
ただし、汚れにくくしたり汚れを落ちやすくする方法はあります。浴槽を汚さないためにできる3つのことをまとめました。
・長時間お湯を溜めたままにしない
まず1つ目は、入浴剤の入ったお湯を長時間放置しないことです。
入浴剤の色や成分によって汚れの付き具合は大きく変わりますが、長時間お湯を溜めたままにしておくと、お湯を張っている高さの境が黒ずんできたり、茶色く変色したりします。
色素沈着してしまい、こすっても落ちない汚れになるため要注意です。
ただし家族の人数や、家族の入浴時間によって長時間貯めておかなければならない状況もあるでしょう。
そんな場合でも、溜めたお湯は翌日に持ち越さず、最後に入った人はそのまますぐにお湯を流しておくとひどい汚れを避けられます。
・使用後はすぐに洗う
2つ目は、使用後にすぐ洗うことです。
お湯を抜いた後に放置してしまうのも、汚れが落ちにくくなる原因になります。入浴後はすぐにお湯を流し、汚れが乾燥しないうちにシャワーなどで一回り汚れを流して落としておきましょう。
ただしこれだけでは、目には見えなくても汚れは落ちていません。浴槽にはざらつきや細菌が残っています。
なるべく汚れが乾燥する前に、洗剤を使ってしっかり洗っておくとキレイに保てます。
日々の汚れはその日のうちに落とすことが効果的です。
・汚れにくい入浴剤を選ぶ
最後は汚れにくい入浴剤を選ぶことです。
お風呂は皮脂汚れや水垢などさまざまな原因がありますが、その多くは予防することができます。
たとえば、皮脂汚れなら入浴前に洗えばある程度汚れは落ちますし、水垢なら入浴後の拭き上げや乾燥をさせれば予防ができます。
その一つとして、入浴剤も「浴槽が汚れにくい」ものを選ぶと浴槽をキレイに保てるでしょう。
■浴槽を汚さないおすすめの入浴剤
浴槽を汚さない入浴剤の特徴を理解すれば、毎日の掃除がラクになり、今後の頑固な汚れに悩むことも少なくなります。
バスタブが汚れにくい入浴剤の3つのポイントをご紹介します。
・無色透明の入浴剤
入浴剤の分かりやすい汚れの一つとして、入浴剤に含まれる着色料があります。特に色の濃い入浴剤や、乳白色の入浴剤は汚れとして残りやすいです。
色が原因の汚れを避けるためには、色のつかない無色透明の入浴剤がよいでしょう。
そこで気になるのは、入浴剤を使わずにそのままお湯だけでの入浴がいいのでは?という点です。
確かに色がないため色汚れはつきませんが、疲労効果や保温効果、リラックス効果など入浴剤を使うことで得られる効果を諦めなければなりません。
入浴剤は入浴の効果を高めるマストアイテムです。入浴剤の効果も得たい方は、無色透明の入浴剤がおすすめです。
・化学成分が入っていない入浴剤
汚れを避けるためには、できるだけ余分な成分が含まれていない入浴剤がおすすめです。
入浴剤は色や香りも効果の一つとして求められます。しかし、合成着色料や香料、防腐剤など人工的に作られた成分は浴槽や配管に汚れがつきやすく、また別の成分と結合し、落ちにくい性質に変化してしまう可能性があります。
また化学成分は、肌にも強い刺激を与えます。乾燥肌の方や敏感肌の方は避けた方がいい成分です。
汚れにくいことに加え、肌へのやさしさを考えるなら、できるだけ自然由来の成分からできている入浴剤を使うとよいでしょう。
・硫黄成分が入っていない入浴剤
温泉の成分としても人気のある「硫黄」は、浴槽や配管が汚れやすいため家庭のお風呂にはあまり向いていません。
硫黄成分は汚れが蓄積しやすかったり、配管を傷めやすかったりします。
アトピー性皮膚炎や湿疹などに効果的といわれているため、硫黄成分の入った入浴剤を求める方もいますが、入浴剤には頼らず、入浴のケアとしてクリーム等を使うほうがいいかもしれません。
■「洗浄成分」入りの入浴剤なら一石二鳥!
「洗浄成分」が配合された入浴剤は、浴槽を汚したくない!という方へ特におすすできる成分です。
あまり意識されることが少ない成分(効果)ですが、実は浴槽にも肌にもいい影響があります。
・浴槽がキレイになる
洗浄成分入りの入浴剤は、入浴中に身体のある程度の汚れが落とせるという効果に期待ができます。
毛穴汚れや皮脂汚れが洗浄成分によって洗いだされることはもちろん、手洗いでは落としきれない汚れまで落ちるため、気になる体臭も改善されやすいです。
肌の汚れから水道水の汚れ、浴槽についた汚れまで吸着するので、お風呂が汚れないどころかキレイになることもあります。
毎日のお風呂掃除がグッとラクになるでしょう。
・肌に優しい
洗浄成分がある入浴剤は、入浴中に汚れが落ちるためゴシゴシ洗う必要がなくなります。肌の表面にある必要な皮脂まで洗い落とさないため、乾燥しにくくなったり、肌トラブルが起きにくくなったりします。
特に敏感肌の方は洗う際に気を遣いますが、洗浄成分入りの入浴剤なら肌を傷める心配もないため使いやすいです。
・環境に優しい
洗浄成分が配合された入浴剤なら、必要以上にバスタブ洗剤を使わずに済むため環境にも優しいといえます。
肌はもちろんのこと、浴槽や配管の汚れもある程度吸着してくれれば、毎日の入浴でも汚れが蓄積しにくいです。
またお風呂の残り湯をお洗濯に使う場合もおすすめです。色の濃い入浴剤を使った残り湯は色移りが気になったり、汚れが気になったりする方も多くいます。
しかし汚れを吸着・分解してくれる効果がある入浴剤であれば、残り湯であっても気にせずお洗濯にも使用できるのでエコでありながら節約も可能です。
数リットルのお風呂のお湯を再利用できるのは、非常に効率的ですよね。
■まとめ
入浴剤の浴槽汚れが気になる方へのおすすめ入浴剤についてご紹介しました。
浴槽をキレイに保つためには、化学成分や硫黄は避けましょう。浴槽や配管のはもちろんのこと、肌への影響を考えるなら環境にやさしい「自然由来成分」の入浴剤を意識してみてください。
また洗浄成分が入った入浴剤であれば、より効果的です。
浴槽を洗う労力を削減できるとともに、肌や環境に優しいなんてこんないいことはありません。
ぜひこれを機に入浴剤を意識して選んでみてくださいね。
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