シャンプーを気持ち良さそうにする女性

髪を洗わないと抜け毛が増えるの?理想的なシャンプーの回数は?

髪や頭皮を清潔に保つことは、抜け毛や薄毛予防の基本です。

そのため、髪や頭皮の汚れやニオイを気にして、夜と朝の一日2回シャンプーをしているという方や、お風呂とシャンプーはセットというように、毎日シャンプーをするのが当たり前の習慣になっている方も多いのではないでしょうか。

ところが、シャンプーの回数が多いことで、逆効果になることもあるのです!

そこで、今回は抜け毛予防の観点から、シャンプーの適切な回数(頻度)について、詳しく解説していきます!

 

そもそも、抜け毛の原因は?

1】ヘアサイクルの乱れによるもの

【夏・秋編】

生えた髪は永久に生え続けるわけではありません。髪にはヘアサイクルといわれる成長周期というものがあり、「休止期」、「成長期」、「後退期」というサイクルを経て、最終的には抜け落ちます。

そして、正常なヘアサイクルであれば、その抜け落ちた毛根から、新しい髪が生えてくるということを繰り返しています。

ところが、夏は強い紫外線や、大量の汗、プールの塩素など、頭皮にとっては過酷な環境にさらされることもしばしば。

その為、夏の間に蓄積されたダメージによって、ヘアサイクルが乱れ、秋頃になって抜け毛が気になるという人が増えるわけです。

【春編】

春は、進学・就職・転勤など、生活環境が大きく変わるシーズンでもあります。生活感情が大きく変化することで、ホルモンや自律神経のバランスが乱れることで、血行が悪くなります。

また、生活環境が変わることで、食生活が乱れて、必要な栄養素が不足したり、偏りがちになったりすることも。

血行不良や栄養不足は髪の健康にとっては、大敵です。

その為、春も夏や秋と同じように髪にとって、ダメージを受けやすい季節というわけです。

 

2】シャンプーの頻度が多い

髪や頭皮を清潔に保とうと、シャンプーで頭をごしごし洗っていませんか?

中には、ニオイが気になるからといって、朝と夜または、2度洗いをしている方も少なくないようです。確かにシャンプーをすれば、頭皮や髪についた汚れや皮脂は落ちるのですが、

洗いすぎは、抜け毛だけでなく、ニオイ対策としても逆効果に。

実は、髪や頭皮を健やかに保つためには、洗いすぎは禁物なのです!

というのも、顔の皮膚と同様に、頭皮も保湿成分をたっぷりと含んだ角質層があります。

ところが、シャンプーでゴシゴシと洗うことで、角質層が壊されたり、薄くなったりして、外界の刺激から頭皮を守ることができなくなってしまいます。

更に、洗いすぎることで、頭皮が乾燥し、それを補おうとして、大量の皮脂が分泌されます。その結果、髪がべたついたり、毛穴に皮脂が詰りやすくなって、頭皮のトラブルを招いたり、抜け毛の原因にもなります。

 

抜け毛におすすめのシャンプーの頻度ってあるの?

頭皮や髪のためには、洗いすぎはよくないということはわかりました。

では、髪や頭皮のためには、毎日シャンプーをしない方がいいかというと、それは、個人の生活環境、皮脂や汗の分泌量、気温、湿度など様々な要因がありますので、一概に毎日が良いとか、2日に1回が良いなどという事はできません。それでも、11回または、2から3日に1回位の頻度が理想です。

また、どのような状況においても、1日に2回以上シャンプーをするのは洗いすぎの可能性が高いです。頭皮が乾燥したり、皮脂の分泌が多くなって髪がべたついたり、嫌なニオイが発生するなど、トラブルの原因になることが多いため、控えるようにしましょう。

 

 

実は、シャンプーの方法も大切です!

ここでは、正しいシャンプーの方法をご紹介いたします。

【ステップ1

シャンプーをする前の髪が乾いた状態で、髪全体をブラッシングします。ブラッシングすることで、髪を洗った際に絡まりにくくなり、また、頭皮の余分な皮脂や髪の汚れも浮き上がり、シャンプーの量が少なくても、髪全体にシャンプーがなじみやすくなります。

 

【ステップ2

シャンプーをする前に、髪を濡らすのは当たり前ですが、ただ単に濡らすだけでなく、38度位のぬるいお湯で、髪と頭皮の汚れを落とすように、余洗いをします。実は余洗いをするだけでも、約80%位の汚れは落ちるといわれています。

 

【ステップ3

頭皮をゴシゴシしないように、まずはシャンプーを手の平で軽く泡立ててから、爪をたてないように、指の腹で頭皮を包み込むようにして、まんべんなく優しく洗い、すすぎます。

すすぎ残しがあると、抜け毛や頭皮のトラブルの原因になるため、しっかりとすすぐようにしましょう。また、すすぎの際も、シャワーの水温は38度から40度位の低めの温度にします。水温が高いと、必要な皮脂まで流されてしまい、頭皮が乾燥する原因になります。

 

【ステップ4

シャンプーが終わったら、水気をしっかりと切って、髪の表面や内側に丁寧にコンディショナーを塗り込みます。

コンディショナーは髪を健やかに保つものですので、毛穴のつまりの原因になるので、頭皮にはなるべくつかないようにしましょう。

さらに、髪が長い方は、コンディショナーを髪の内部にまで浸透するように、少しずつ毛束を握り、次にお湯で濡らして絞った蒸しタオルを頭に巻いて、5分から10分程度置くと、更にコンディショナーが髪に浸透して、効果的です。

最後は、しっかりとすすぎます。

 

髪を毎日洗わないと抜け毛が増える気がするのですが・・・

健康な人の場合、1日に抜ける髪の量は100本程度と言われていて、そのうち半分の50本くらいは、シャンプーの時に抜けています。

その為、数日間洗わずにいると、シャンプーで抜けるはずの髪の毛が抜けずにいるので、その分だけ、抜け毛が増えるという訳です。

その為、髪を洗わないから、抜け毛が増えたのではなく、本来抜けるはずの髪の毛が抜けずに、まとまって抜けただけですので、抜け毛の心配はしなくても良いでしょう。

 

まとめ

抜け毛を防ぐためには、髪や頭皮を清潔に保つことが基本になります。

そこで、自分にあったシャンプーの頻度はとても大切なポイントとなります。また、シャンプーの頻度だけでなく、洗浄力の強いシャンプーも皮脂を取り過ぎて乾燥を招く原因になります。

最近では、抜け毛や薄毛対策として、毛穴よりも小さいバブルが発生する洗浄力や保湿力に優れた、「ファインバブルシャワー」も人気です。

この記事をきっかけにして、改めて、自分に合ったシャンプーや洗髪の方法を見直してみましょう。

 

抜け毛や薄毛の人におすすめのファインバブルシャワーはこちら→

 

ブログに戻る