「髪が乾燥して広がってしまう」
髪が乾燥していると、思うようなヘアスタイルにならなかったり老けて見えてしまったりしてお出かけも億劫になってしまいますよね。
しかし髪の乾燥は正しいケアを行えば改善されやすく、誰でも美髪に近づけます。
この記事では髪が乾燥する原因と、潤った髪にするための対処法をご紹介しています。ぜひ試してみてください。
❐髪が乾燥する3つの原因
若々しいツヤ髪は、髪の水分量を保つことが大切です。健康的な髪は水分量が13%以上あると言われており、10%を下回ると乾燥状態になりヘアダメージが気になるようになります。
髪の乾燥が気になる際には、まず乾燥してしまう原因を知ったうえでケアをしていく必要があります。
乾燥してしまう主な原因を3つ解説します。
■キューティクルが傷んでいる
髪の水分は、髪を覆う「キューティクル」によって保たれ、髪の潤いやツヤを保っています。このキューティクルが傷んでしまうと、髪の水分が蒸発し乾燥してしまうのです。
キューティクルが傷んでしまう理由は以下の通りです。
・ゴシゴシ洗いをしている
・ドライヤーで乾かしすぎている
・アイロンやコテを頻繁に使っている
・ヘアカラーやパーマを頻繁にしている
・強い日差しに長時間あたっている
中でも熱の影響は大きく、70℃以上の高温を髪に充てるとキューティクルへのダメージが大きいとされています。
コテやアイロンはもちろんのこと、強い薬剤を使うヘアカラーやパーマなどおしゃれには欠かせないスタイリングも、キューティクルが傷む原因となりやすいため頻度には気を付けたいところです。
■髪の栄養が不足している
髪の乾燥は栄養不足の症状である可能性があります。
髪に栄養がいかないということは、そもそも頭皮に栄養が行きわたっていない証拠です。
髪の乾燥に繋がる頭皮の健康状態は、血行不良や毛穴の汚れが影響しています。
とくに血行不良の影響は大きいです。
血液は水分や必要な栄養素を運ぶ役目がありますから、血流が良くないと十分な栄養素が髪まで届きません。
血行不良を引き起こす「冷え」や「生活習慣の乱れ」は見直す必要があります。
■ホルモンバランスが乱れている
髪の乾燥は「ホルモンバランスの乱れ」も関係しています。
ホルモンバランスが乱れる原因はさまざまで、以下のようなことが考えられます。
・生活習慣の乱れ
・ストレス
・過度なダイエット
・年齢
髪や肌の生成に繋がるホルモンバランスは、美しく、また若々しくいるために意識しておきたいポイントです。
乱れた食生活や睡眠不足、栄養不足などは髪の乾燥を引き起こします。
また更年期によるホルモンバランスの乱れは、血行不良や髪が痩せるなどの症状が起こりやすいです。
ホルモンバランスは髪の乾燥だけでなく体調不良にも繋がるため、改善のための意識も大切です。
❐髪が乾燥しているときの症状
髪が乾燥状態になっているサインには以下の症状があります。
・パサつき
・広がり
・枝毛
・切れ毛
・ゴワゴワ
これらの症状がみられる場合、髪の乾燥はかなりひどい状態です。
人の目に触れる症状のため、外見の印象も大きく変わるでしょう。
普段から乾燥症状が出ないようにケアをしたり、乾燥を感じた際には早めに対処したりすることが大切です。
❐髪に潤いを与える5つの方法
髪が乾燥してしまったときは、改善のための対処と同時に乾燥を悪化させない対策も必要です。
潤いのある美しい髪にするためにできることを5つご紹介します。
■正しいシャンプーケアをおこなう
健康的な髪のためには、頭皮や髪の毛を清潔にすることが重要です。
頭皮や髪の汚れが落ちないと、雑菌が繁殖し頭皮トラブルを引き起こしたり、汚れが栄養素を運ぶ邪魔をしたりしてしまうからです。
ただし、ゴシゴシ洗いや洗浄力の強いシャンプーは要注意。
頭皮や髪に必要な油分まで洗い落としてしまうため、乾燥しやすくなります。
必要な皮脂を落とさずに汚れだけを落とすのは一見難しいように感じますが、実はそんなことはありません。
髪を乾燥させないシャンプーケアのコツは以下の2つだけ。
・アミノ酸などの保湿成分が入ったシャンプーや刺激の強くない自然由来のシャンプーを使う
・優しく洗う
たったこれだけです。
正しいシャンプー選びと正しい洗い方を意識するだけで、髪の乾燥は改善されやすくなります。
■髪に熱を与えすぎない
髪の水分を保護し若々しいツヤ髪に欠かせない「キューティクル」は、高熱によって傷みやすい性質があります。
ドライヤーやアイロン、コテは日常のヘアケアやスタイリングで必要なアイテムですが、使い方には注意が必要です。
<ドライヤーの場合>
・乾かしすぎない(生乾きもNG)
・髪から10cm以上離して風邪を当てる
<コテやアイロンの場合>
・高温にしすぎない(130℃以下が好ましい)
・1箇所に長時間当てない(3~5秒が好ましい)
また、ヘアオイルは高温のダメージから守る効果があります。
ドライヤーやコテを使う前にヘアオイルを塗っておくのも一つの手です。
使用頻度の高いアイテムですが、使い方を工夫するだけで髪へのダメージは軽減されます。
美しい髪のために意識して使いましょう。
■ヘアケアで髪の補修を促す
髪の乾燥が気になる際に使うおなじみのケア製品といえば、「保湿剤」でしょう。
髪の保湿剤にはヘアオイル、ヘアクリーム、トリートメントなどがあります。
どれも「保湿」のケアができることに間違いはありませんが、実は微妙に効果が異なります。
自分の髪の症状や、スタイリングに合わせて使い分けるのがおすすめです。
<ヘアオイル>
・髪に潤いを与える
・ツヤを出す
・しっとりさせる
オイルは髪の広がりやパサつきを抑えるなど、保湿とともにツヤを出す効果があります。
熱に強く、髪へのダメージから守ってくれる効果もあるため、ドライヤーやコテを使う前後に少量使用するのがおすすめです。
<ヘアクリーム>
・髪の補修
・内側への栄養補給
・入浴後やスタイリング前後に使用することが多い
クリームタイプは、髪の内部まで浸透し保湿やビタミンなどの栄養素を与える効果があります。
一時的な乾燥ケアではなく、髪内部の根本的な原因に対してアプローチしてくれるので乾燥時には効果的です。
ドライヤー前やスタイリング後など、髪が大きなダメージを受けた後のケアとしても活躍します。
<トリートメント>
・髪の補修
・内側への栄養補給
・お風呂で使用することが多い
トリートメントもヘアクリーム同様、髪の保湿と補修をメインとしたヘアケアです。
一般的にはシャンプー後に使用しケアの後には洗い流しますが、入浴後にケアをする「洗い流さない」タイプもあります。
効果はヘアクリームと似ていますが、トリートメントはスタイリング前後に使うのではなく、入浴後濡れた髪に使うことが多いのが特徴です。
■血行をよくする
髪の乾燥対策には血行をよくすることも効果的です。
頭皮に血液が流れることで酸素や栄養素が届き、頭皮環境はもちろんのこと髪へも十分な栄養が与えられます。
血流を巡らせるためには、頭皮マッサージや運動をするとよいでしょう。
特に運動は冷えの改善や、ストレス解消効果があります。髪の乾燥対策と共に心身の不調も改善する効果があるため、一石二鳥です。
■規則正しい生活習慣を心がける
一見髪の乾燥と関係がなさそうな生活習慣ですが、頭皮や毛穴の健康状態を左右するため影響があると考えられます。
バランスの取れた食事や、睡眠は髪の補修や生成をサポートする重要な習慣です。髪に必要な栄養素を取り入れること、また補正を促すホルモンバランスを整えると早く改善するでしょう。
また喫煙や飲酒の頻度が多い方は要注意です。
ホルモンバランスを崩したり、栄養素を阻害する働きがあるため髪へのダメージも否めません。
身体に良いこと、悪いことは髪にも影響します。
髪の乾燥は、生活習慣を見直すいい機会かもしれませんね。
❐シャワーヘッドを変えると全てのケアが叶う?!
髪の乾燥ケアには正しいケアや生活習慣の改善などさまざまな対策があります。
基本的なケアに加え、より美髪を目指したいという方はぜひ「シャワーヘッド」を変えてみてください。
通常のシャワーより気泡の小さな「ファインバブル」を発生させるシャワーには、以下の効果があります。
・頭皮の毛穴や髪の汚れを落としてくれる
・水分や酸素が皮膚の深部まで届き潤いを与える
・保温効果やマッサージ効果により血流が促進される
ファインバブルのシャワーは、水の粒子が細分化され多くの酸素を取り込んでいます。
ゴシゴシ洗いをしなくても汚れが落ちたり、血流が良くなったりと髪の乾燥の改善に期待ができます。
「ケアをしても改善しない」「ケアが面倒」という方は、いつものシャワーだけで潤い髪に近づけるためオススメです。
❐まとめ
髪の乾燥と対策について解説しました。
パサパサで広がった髪は、スタイリングがしにくいほか、外見の印象も変えてしまいます。
考えられる原因を改善したり、より自分に合ったケアを行えば潤い髪に近づけるでしょう。
合わせて、髪の悩みはシャワーヘッド一つで改善される可能性もご紹介しました。
毎日使うものであるのに、なんとなく付属されているものを使っていてはもったいない!
どうせ毎日使うのであれば、美髪になれるシャワーにしてみてはいかがでしょうか?
シャワーヘッドを変えてツヤツヤで若々しい髪を手に入れましょう!