花粉症は春だけでなく、秋の植物の花粉でも起こるアレルギー症状です。
しかし春のように大きく話題に取り上げられることが少なく、詳細が分からないこともしばしば。原因や対策について悩む方も少なくありません。
今回は、そんな「秋の花粉症」について解説しています。飛散の時期や自分でできる対策もまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
◇秋の花粉症って?
花粉症は春のイメージがありますが、実は秋にも花粉症によるアレルギー症状に悩む方がいます。
その理由は、同じ「花粉症」といっても春と秋では飛散する花粉の種類や大きさが異なるからです。
花粉症の原因となる植物は、季節により以下の違いがあります。
春の花粉 | スギ、ヒノキ |
秋の花粉 | ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ |
どちらかの花粉だけに反応する方もいれば、両方の花粉に反応してしまう方もいます。また、ある日突然花粉によってアレルギー症状を発症することも。
花粉症と無縁な方でも、花粉の正体や対策を知っておくと、いざ発症したときにすぐに対応できるでしょう。
・秋の花粉の特徴
秋の花粉症の原因であるブタクサ・ヨモギ・カナムグラは、花粉の粒子が小さく飛散距離が短いといった特徴があります。
春の花粉のように遠くまで飛散する花粉ではありませんが、河原や公園、住宅街、オフィス街など身近な場所に生息している植物のため、知らない間に花粉を吸い込んでしまう可能性があります。
また秋の花粉は粒子がとても小さいのが特徴です。
スギやヒノキの花粉が約30μm前後であるのに比べ、ブタクサは約20μmほど。春の花粉に反応しない方でも症状が見られたり、気管にまで入り込みぜんそくのような症状が起こることもあるようです。
同じ花粉症でも、春の花粉と秋の花粉は別物だと思った方が良さそうですね。
・花粉症の症状
秋の花粉症の症状は基本的に春の花粉症と同様、鼻と目にあらわれることが多いです。
- 鼻水
- 鼻づまり
- くしゃみ
- 目のかゆみ
- 目の充血
- 涙
しかし「特徴」でもお伝えしたように、秋の花粉は粒子が小さいことから体の奥まで侵入してしまうことがあります。そのため、鼻や目の症状の他に気管支に入り込みぜんそくのような症状が発症することも。
咳が出て風邪と間違いやすいので注意が必要です。
・花粉は8月頃から飛散している
秋の花粉症の主な原因となるブタクサの花粉飛散時期は、8月〜10月頃です。
その中でも飛散量がピークを迎えるのは9月頃。この時期に透明でさらさらした鼻水が出たり目に違和感を感じる場合は、花粉症を疑った方がいいかもしれません。
毎年花粉症の症状を発症する方は、8月下旬あたりからしっかりと対策をしておきましょう。
◇花粉症じゃないこともある?
鼻水や目のかゆみなど花粉症のような症状があっても、実は花粉が原因でないこともあります。
別の原因として考えられるのは、「ハウスダスト」によるアレルギー反応や、季節の変わり目による体調の変化。これらは花粉症と同じような症状がみられることが多いようです。
ハウスダスト | 体内に異物が侵入したとして、体が反応しアレルギー反応が起こる |
体調の変化 | 季節の変わり目は自律神経が乱れやすく、体調が崩れやすい |
花粉症のような症状がみられても原因は一つとは限りません。
自分で判断せずに耳鼻科や耳鼻咽喉科で受診しましょう。
◇自分でできる花粉症対策
花粉症の症状が辛い時には専門医で受診するのがおすすめですが、自分でケアすることも大切です。
症状を最小におさえて、重症化を防ぐ効果に期待できます。
自分で簡単にできる花粉症対策は以下のとおりです。
- マスクの着用
- 手洗い
- うがい
- 洗顔
- 帰宅後すぐに着替える
ポイントは、「花粉を付けないこと」と「花粉を落とすこと」です。ただ花粉は目に見えないので、無意識に対策の意識が薄れてしまうことも少なくないでしょう。
そんな時はいつもの「入浴」の意識を少しだけ変えてみましょう!
帰宅後に花粉が付着した体で長時間過ごすと、部屋中に花粉が飛散して症状の改善に時間がかかることもあります。
そのため、できるだけ帰宅後すぐにお風呂に入ってしまうのがおすすめ。花粉が付着した衣服を脱ぎ体についた花粉も洗い落とせるので、より花粉症の症状を抑えられます。
また、小さい気泡を発生させるシャワーを使えば、毛穴の奥に入り込んだ花粉を落とす効果に期待ができます。
今まで気にしたことがなかった方も、ぜひ全身の細かい部位に入り込んだ花粉まで意識しお風呂に入ってみてくださいね。
◇まとめ
秋の花粉症は、ブタクサなどの秋に花粉が飛散する植物の花粉が原因です。
春の花粉と違い、飛散距離は短いですが身近に生息している植物なので油断は禁物! 秋の植物ですが、8月ごろから花粉が飛び始めるので、早めの対策が必要です。
一度アレルギー反応を起こしてしまうと、慢性化することが多い花粉症。花粉症の症状がみられたら、自ら対策することが大切です。
マスクや手洗いなどの対策が主流ですが、簡単に自宅でできるケアとしておすすめなのが「ファインバブルシャワー」。ナノサイズのバブルが汚れだけでなく、毛穴の奥に入り込んだ花粉も洗い流す効果に期待ができます。
初期費用はかかりますが、一度購入すれば数年間使えます。
毎年のことなのでぜひこの機会に検討してみてくださいね。
◆納得!これなら「ファインバブル」は毛穴に入り込む!