顔がほてって赤くなるのはなぜ?
赤みを自分で治す方法はある?
顔のほてりや赤みは他人からも変化が見えてしまうため、なるべくすぐに治したいですよね。
しかし自分でコントロールできるものではないため、仕方なく我慢している方も少なくありません。
そこで今回は、夏だけではない「顔の赤み」や「こもる熱」について解説しています。肌本来の美しさを保つためのコツも紹介しているので、今後の予防にもつながるはずです。ぜひ参考にしてくださいね。
◇顔が赤くなり熱がこもるのは「酒さ(赤ら顔)」かも
顔に熱がこもり赤くなる症状は、一時的なものと継続的なものがあります。
一時的な赤みの場合は、気温の高い環境で過ごした際に血管が拡張して熱を発する「ほてり」の可能性があります。
「ほてり」は一時的なものなので、症状が発症しても涼しい場所に移動したり冷やしたりすれば自然に元に戻ることがほとんどです。時間と共に症状が治まり、改善する傾向にあります。
一方で、冷やしたり時間が経っても赤みやほてりが治らない場合は「酒さ(しゅさ)」の可能性も。
「酒さ」は「赤ら顔」とも呼ばれ、頬や鼻など顔の中心部に赤みが表れ、数ヶ月以上持続してしまう症状です。吹き出物や表皮に血管が見えるなどの特徴があります。
顔の赤みや熱が気になる方は、一時的な「ほてり」なのか持続的な「酒さ」なのかを見極める必要があります。
時間が経っても症状が落ち着かない場合は、医師の診断のもとで適切な処置が必要なので、早めの受診がおすすめです。
◇顔の赤みやこもる熱の原因は?
顔の赤みや熱がこもる原因は症状によって異なります。
症状が持続的で長期間にわたり悩む方が多い「酒さ(赤ら顔)」は、いまだにハッキリとした原因は分かっていないようです。ただし、「ほてり」と同じように、血管の拡張や寒暖差、刺激物などによる影響も原因の一つとして考えられます。
直接的な原因とは言いきれませんが、肌環境を乱すものとして代表的な原因を以下にまとめました。
- 紫外線
- 温度差
- 摩擦
- 肌に合わないスキンケア
- 刺激物の飲食
- ストレス
- 睡眠不足
肌の乾燥や老化の原因となる紫外線のような外部刺激はもちろんのこと、ストレスや睡眠不足も考えられます。
症状への直接的な改善ではありませんが、症状を悪化させないようにするために日常で心がけると良いでしょう。
◇顔の赤みやこもる熱は治る?
先述しましたが、顔の赤みや熱を持つ症状が見られ症状が改善しない時は、できるだけ早めに皮膚科で受診するのがおすすめです。
症状の改善に特化した治療や投薬をしてくれるため、自分で改善を試みるよりも早く効果を得られるでしょう。
ただ、肌環境は生活環境によっても左右するため、日ごろのセルフケアも大切です。こちらでは健康的な肌をサポートするために自分でできる習慣やケアを紹介します。
①日焼け対策をする
紫外線対策は健康的な肌を保つためには欠かせないスキンケアです。
赤みやほてりなどの症状がある際は、特に注意するとよいでしょう。日焼け対策は日焼け止めを塗ること以外にも、以下のような対策があります。
- UVカット効果のあるメイク製品を使う
- 日傘をさす
- 外出時間を調整する
肌が荒れている状態で紫外線を浴びると、症状の悪化や別症状の発症など、肌環境がさらに乱れる可能性があります。
赤みやほてりを含め、肌環境が良くない時は紫外線をなるべく避けるようにしましょう。
②強い刺激を避ける
肌は非常に敏感なので、肌荒れが気になる際は刺激の強い物質や行為はなるべく避けた方が良いでしょう。
- 刺激の強い成分を含むスキンケア
- 患部のゴシゴシ洗い
- 刺激の強い食べ物
外から受ける外部的刺激の他に、香辛料を多く使った料理など体の内部から影響を与える内部的刺激があります。発汗作用など肌にいいイメージがありますが、急激な発汗や血管の拡張は、ダメージを受けている肌にとっては負担が大きくなり症状が悪化してしまう危険性があります。
外部的・内部的両面からの刺激を避け、なるべく肌に優しい環境を意識しましょう。
③規則正しい生活をする
規則正しい生活は、健康的な肌をサポートする重要なポイントです。
- 栄養バランスの取れた食事を摂る
- 十分な睡眠を摂る
- 適度に運動する
- ストレスを溜めない
生活の改善は、栄養補充のほかに自律神経を整える役割もあります。自律神経が整うと、血流が良くなり全身に酸素や栄養素が運ばれます。肌にも十分な栄養素が行き届くため、健康的な肌に近づく効果があるのです。
とくに顔の赤みの原因が「血管の急激な拡張」の場合、血流を調整する自律神経が整うことで改善が見込まれることも。規則正しい生活を意識することで肌の悩みが改善する可能性があるため、できることから積極的に直していきましょう。
◇バスタイムで顔の赤み対策をしよう
肌の赤みやこもる熱など肌環境が気になる際は、「自律神経」を意識して体の内側からアプローチしてみましょう。
自律神経を整えるための方法はいくつかありますが、バスタイムでゆっくりリラックスするのがおすすめです。
体の芯からゆっくりと温まるため、緩やかに血流が促進されます。じっくり温まることで保温効果が長時間続き、睡眠の質も高まるでしょう。
また毛穴よりも小さい気泡を発生させる「ファインバブルのシャワー」を使えば、顔や体に負担なく汚れを落とすことが可能です。肌荒れが気になる場所を、ゴシゴシこすったり刺激の強い石鹸を使ったりすることなく汚れが落ちるため、肌に無駄な刺激を与えません。
小さな気泡が血管を緩やかに拡張してくれるため、全身の血流促進効果も期待ができます。いつものシャワーで肌荒れの改善サポートをしてくれるので、血行や刺激が気になる方はぜひ試してみてください。
◇まとめ
顔の赤みや熱がこもる原因や肌環境を整える方法を紹介しました。
症状の判断や治療は、皮膚科など専門家の判断で改善を試みることがおすすめです。
しかし自分でできるケアはなるべく取り組みたいですよね。症状に特化したケアも大切ですが、肌本来の美しさを取り戻すために生活環境を見直し「自律神経」を整える意識をしましょう。
中でもバスタイムは、手間なく肌環境の改善を見込める絶好のタイミング。血行促進やリラックス効果で体の中から健康的な肌を目指せます。
ぜひこれを機に、トラブル改善だけでなく、肌そのものの美しさを手に入れる準備をしてみてはいかがでしょうか?