とにかく今のこの暑さを何とかしたい!
熱中症や夏バテになりたくない!
近年、夏の猛暑日が増加し「暑さ対策」が重視されるようになりました。
不快感だけでなく、熱中症や夏バテを防ぐためにも暑さをしのぐ方法は気にしておきたいですよね。
今回はとにかく少しでも暑さを和らげたい方のために、暑いときにおすすめの対処法を5つ紹介しています。
体温が少しでも下がれば、夏のだるさが多少緩和し過ごしやすくなるでしょう。
簡単にできることばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。
◇暑い時の対処法おすすめ5選
室内外問わず、暑さを和らげるときに効果が見込める方法を5つ紹介します。
対処法①涼しい場所に移動する
暑さをしのぐ時に一番に思いつくのが「移動する」ことでしょう。
日陰やエアコンがきいた部屋に行けば、火照った体も比較的早期に回復します。
もし日陰やエアコンがない環境に行く場合には、「日傘」が有効。遮光率が高いものだと、日傘をさすだけでなんと体感温度が10〜15度下がると言われています。
外気が35℃であれば約25℃になるということですね。25℃は東京の9月頃の気温と同じなので、比較的過ごしやすい温度であることが分かります。
持ち運びが可能で、どこでもすぐに涼しい環境にできるのでおすすめです。
対処法②空気を循環させる
窓を開けて換気をしたり、サーキュレーターや扇風機を使ったりして空気を循環させると涼しく感じることがあります。
室内など空気の流れがない場所は、室温が高くなりやすい環境です。さらに日光が当たる場合は室温が上昇しやすく、体感温度も急上昇。熱中症の原因になることもあります。
また温かい空気は密度が小さく軽いため、上部に溜まりやすいのが特徴。2階やロフトの暑さが気になる時に空気を循環させるのも有効です。
対処法③自然の力を借りる
暑さは水や植物など「自然の力」で和らげることもできます。
打ち水 | 玄関や庭、バルコニーへの打ち水が効果的。水が蒸発する際に、地面の熱を吸収し水蒸気となるため一時的に温度が下がります。 |
緑のカーテン | 植物の葉から水分が蒸発する「蒸散作用」によって表面温度が下がり、涼しく感じます。また単純に直射日光を避けられたり、地面や壁の放射熱を防いだりするため、暑さ対策に有効です。 |
観葉植物 |
室内の観葉植物も、葉の水分が蒸発する際に表面の熱を奪ってくれます。葉が多い植物や大きい植物、暑さに強い植物を選ぶと良いでしょう。 |
自然の力を使う暑さ対策のポイントは「水」です。
水が蒸発するときは、表面の熱を奪って水蒸気になるため、温度が下がり涼しく感じられます。
対処法④暑さ対策グッズを使う
暑さが厳しい時には、涼しく感じるグッズがおすすめです。
- ネッククーラー
- 冷感タオル・シート・スプレー
- 日傘
- ハンディ扇風機・首掛け扇風機
- 瞬間冷却パック
暑さ対策グッズは比較的どこでも安く手に入り、一度購入すれば何度も使えるものが多いため経済的。レジャーや外仕事はもちろんのこと、寝るときなどの日常生活でも使えます。
室内でも熱中症や夏バテになることもあるため、積極的に活用しましょう。
対処法⑤通気性のいい衣服を着る
熱がこもる衣服は、高温の外気の影響でさらに体感温度が高くなります。通気性や速乾性に優れた以下のような素材の服を着用すると、暑さが和らぎ涼しく感じやすいです。
- リネン
- コットン
- ポリエステル
上記の他にも、小型のファンが付いた衣服などもあります。
汗は蒸発する際に体の熱を奪うため、体温を下げる効果があります。ファンで汗が蒸発しやすい環境を作ってあげることも暑さ対策のひとつです。
◇暑さを感じる時に気にしておきたい環境とは
とくに暑く感じる環境についてまとめました。
環境を見直すことで気温や体感温度が下がることがあります。暑くなる原因を理解して対策をおこなうとより効率的です。
①直射日光が当たる場所
やはり日光の影響は大きく、暑さを感じる最も大きな要因です。
暑さには「日光が自分に当たる暑さ」と、建物や地面から熱を受ける「放射熱の暑さ」の2種類がありますが、日向は両方の熱を受けるため暑さも2倍。
とくに地面の温度はわかりやすく、日向と日陰では20℃ほどの差があることも珍しくありません。日光に当たっているかどうかで、体感温度は大きく変わります。
外出時にはなるべく日陰で過ごしたり、日傘を使ったりして直射日光を避けましょう。
②アスファルトが多い場所
アスファルトは熱を吸収しやすく、温度が高くなるうえ長時間熱を保持しやすい特徴があります。
そのためアスファルトの地面や壁には要注意!近くにいるだけでも熱を感じたり、日が暮れた後も熱を帯びていることも少なくありません。
地面から近い距離で生活するペットや小さい子供は、アスファルトの熱の影響を受けやすく、大人よりも暑さを感じやすいです。
日が暮れた後もしばらく熱いことがあるため、お散歩など外出する場合は地面を触って確認するなどの注意が必要です。
③空気がたまりやすい場所
室内の場合、換気など空気を循環させないと室内の熱がこもり気温が上昇します。
また湿気が溜まりやすく、湿度が上がることで体感温度が高くなることも。同じ気温であっても、湿度が10%上がると体感温度は約1℃高く感じます。
窓を開けて換気をすることも有効ですが、外気が暑い場合は扇風機などを使って室内の空気を循環させましょう。
◇「お風呂」で暑さ対策ができる?!
環境だけでなく、自分の体自体を暑さに対応できるよう意識することも重要です。
そこで注目したいのがお風呂!
直接的に涼しくなるわけではありませんが、汗をかきやすくして体温調節をしやすい体に近づきます。
夏場はシャワーで済ましてしまう方も多くいますが、夏こそお風呂に入りたっぷりと汗をかくことが大切です。なぜなら汗は体温を調節する役目があり、汗をかくことで体の熱を下げる効果があるからです。
日頃から汗をかきやすい体にしておくと、汗をかきにくい人よりも体感温度が低くなり暑さに対応できるでしょう。
夏のお風呂は暑くて苦手な方もいますが、38℃程度のぬるめのお湯で大丈夫!10~20分程度の半身浴がおすすめです。
■せっかく入浴するなら、ミネラルの力で発汗効果のある入浴剤を使うのがおすすめです!
◇まとめ
暑さ対策は「日光」「空気」「水」で対応ができます。
室内の場合は暑くならないように環境を整えることで調整ができますが、外出時はそうもいきません。手軽に手に入る暑さ対策グッズを使ったり通気性のいい衣服を着るなど、積極的に暑さ対策をしましょう!
もう一つ忘れてはいけないのが「自分の体」。
体温調節に欠かせない汗のかきやすさも、暑さ対策のひとつです。
暑いからとシャワーだけで済ませず、お風呂に浸かり「汗をかきやすい体」を作ることも大切。体がもつ本来の機能も味方に付けて、この夏を乗り越えましょう!