「季節の変わり目にいつも眠くなる」
「しっかり寝ているのに日中眠い」
日中の眠気は仕事に集中ができなかったり、気分が上がらなかったりと生活に支障をきたします。
しっかり寝ても改善しないと不安になりますよね。しかし季節の変わり目の眠気は、しっかり寝ても解消できない理由があるようです。
今回は一定の時期に疲れや眠気に襲われてしまう理由と簡単な対策を紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
◇季節の変わり目に眠くなるのはなぜ?
季節の変わり目に眠気が強くなる原因は、睡眠不足や過剰な疲労だけではありません。
この時期特有の原因の可能性もあるため、考えられる原因を知っておきましょう。
原因①自律神経の乱れ
原因が分からない眠気の原因は「自律神経の乱れ」が原因の可能性があります。
自律神経とは、体の機能を活発にする「交感神経」と活動を穏やかにする「副交感神経」のこと。両神経のバランスが乱れることを「自律神経が乱れる」と表現され、以下のような不調が起こりやすくなります。
- 睡眠不足
- 疲労感
- 脱力感
- イライラ
- 頭痛
- めまい
- 多汗
自律神経が乱れる主な原因は「ストレス」。
季節の変わり目は、心身共に影響を及ぼす変化があり、無意識にストレスが溜まることが多い時期です。無意識に疲労が溜まり睡眠不足になっていることで、強い眠気に襲われている可能性があります。
原因②気温の変化による疲労
とくに何をしたわけでもないのに眠いのは、体内の疲労が原因かもしれません。
季節の変わり目は、気温や湿度の変化により体調を崩してしまいがちです。
とくに寒暖差が大きい場合は、体温調節をする自律神経のバランスが崩れ疲れやすくなることも。寒暖差による疲労は運動した時の疲労とは異なり、体内で無意識に行われる活動による疲れなのでなかなか気づきにくいのが特徴です。
原因③睡眠ホルモンの低下
眠気が起こるのは、日中に睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」が分泌していることが原因かもしれません。
メラトニンは、主に光によって調整され、通常は日が沈んだ夜に分泌され眠気を誘います。しかし何らかの理由で、日中にメラトニンが分泌されてしまい眠気が強くなることがあります。
昼夜逆転の生活をしている人は、このような現象が起こることも珍しくありません。
また精神的なバランスを保つ役割がある「セロトニン」の減少も「メラトニン」に影響することも。強いストレスや睡眠不足によって分泌が減少し、睡眠に関わるメラトニンの分泌を乱している可能性も考えられます。
◇原因が分からない眠気を防ぐ方法は?
季節の変わり目の眠気にはさまざまな原因がありますが、「自律神経」の影響が大きいと言えます。
眠気を防ぐためには、「自律神経」を整える工夫をしてみるといいかもしれません。
自律神経を整える効果に期待ができる対策は以下の通りです。
- 規則正しい生活を送る(日中起きて夜寝るサイクル)
- 適度に運動する
- 好きな香りや音楽でリラックスする
- ゆっくり入浴する
自律神経は直接調整ができないので、整える効果のある行動を自ら進んで行う必要があります。
特に睡眠は副交感神経が優位になる「リラックス」が重要。しっかりとお湯に浸かって入浴したり好きなことをしてゆっくり過ごしたりするなど、意識して整えると良いでしょう。
◇リラックス効果の高い「入浴」で眠気を撃退
自律神経を整えるためには、栄養バランスの整った食事を摂ったり運動をしたりすることが効果的です。しかし、実際は仕事で忙しく、なかなか時間と手間をかけていられない方もいますよね。
そんな方は、「入浴」だけでも意識してみましょう。
お風呂ならいつものルーティンを少し工夫するだけなので、比較的簡単にとり入れられます。
入浴は自律神経が整う以下のような効果に期待できます。
- 血行促進
- リラックス効果
- 睡眠の質向上
ぬるま湯でゆっくり浸かると、よりリラックスできるとされています。
好きな香りの入浴剤や好きな音楽など自分のお気に入りの物をとり入れてリラックス効果を高めましょう。
また体を芯から温める「保温効果」が高い入浴剤を使えば、睡眠の質も高まり疲労回復に期待ができます。
◇まとめ
季節の変わり目の眠気の理由と対策を紹介しました。
気温の変化や睡眠ホルモンなど原因はさまざまですが、元をたどると「自律神経」の乱れにつながっています。不規則な生活やストレスなど、心身に刺激となるようなことは避けなるべくリラックスできる環境を整えることが大切です。
お金や時間がかからず、比較的誰でも簡単に取り組めるおすすめの方法は「入浴」。いつものお風呂を少し工夫して、お気に入りのリラックスタイムに変えてしまいましょう。
美容効果の高い入浴剤を使えば、一石二鳥ですね! 疲労感や眠気に悩む方は、ぜひ試してみてくださいね。