夏の入浴剤は、お風呂あがりにスッキリさっぱりするクールタイプが人気です。
クールタイプはお風呂上りにスーッとひんやり感じ、気持ちがいいですよね!
しかし夏の入浴は本当にそれでいいのでしょうか?
スッキリ感も必要ですが、「冷え」や「疲れ」など夏特有の症状を和らげる入浴剤も魅力的です。
今回は「夏だからこそ」注目したい入浴剤の効果と入浴法について解説します。
夏の悩みを吹き飛ばすヒントが隠れているので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
◇夏に人気の「メントール配合」の入浴剤
夏の入浴剤はとにかく「スッキリ」「さっぱり」を求める方も少なくないでしょう。
入浴後にスッキリさっぱりしたいなら、誰もが知っているメントール配合の入浴剤がおすすめ!涼しく感じる成分が、入浴後の暑さを和らげてくれます。
しかし、なぜメントール配合の入浴剤は涼しく感じるのでしょうか?
メントールははっかに含まれる成分で、肌の冷感センサーに反応して涼しく感じます。 そのため入浴剤の成分にメントールが含まれていることで、肌表面の温度を感じるセンサーに反応して、入浴後も暑さを感じず汗をかきにくい状態をキープするというわけです。
お風呂あがりに涼しさを感じたい方は「メントール配合」の入浴剤がいいでしょう。
◇夏の入浴剤に求めるべき効果とは
夏はお風呂あがりに涼しく感じられるメントール配合の入浴剤がおすすめ!と紹介しました。
入浴後が快適である一方で、成分が肌に与える影響の大きさもうかがえますね。
こちらでは涼しいだけじゃない「夏に求めるべき入浴剤の効果」についてまとめました。
おすすめの効果①:保湿
夏は頻繁に汗をかくため気づきにくいのですが、冷房や日焼けによって肌が乾燥しがちです。
また冷房の使用による「冷え」は血行不良を導き、肌トラブルも引き起こしやすい時期でもあります。肌の乾燥を感じにくい夏こそ保湿ケアが必要です。
保湿効果のある入浴剤は、お湯に浸かるだけで全身くまなくケアができます。手の届かない背中や細かい部位もケアできたり、入浴後にクリームを塗ったりする必要がないため効率的!
お風呂あがりの暑い中で保湿ケアをするのが面倒な方にもおすすめです。
おすすめの効果②:保温
夏は冷房が効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たい飲み物を飲んだりと身体が冷えやすい生活が続きます。
「冷え」は血行不良や免疫力が低下する原因のひとつ。疲れがとれなかったり風邪をひきやすくなったりします。
実は夏こそ「冷え対策」が必要なのです。
入浴は身体の芯から温められるため、体力の回復や疲れ、むくみなどの不調にアプローチし改善をサポートします。
短時間の入浴や温度の低いお湯に浸かる際でも、入浴剤を使えばさら湯よりは効果を感じられるでしょう。
おすすめの効果③:肌に優しい
日焼けをしやすい夏は、肌への刺激も要注意!
日焼け後の肌は非常に敏感で、刺激を受けやすい状態です。日焼けをしている状態で刺激の強い成分が入った入浴剤を使うと、肌トラブルが起こる可能性があります。
そのため日焼けをしやすい夏は、「無添加」や「植物由来の成分」などの記載がある「肌にやさしい入浴剤」を使うのがおすすめです。肌への刺激が少ないため、日焼けしやすい子どもでも使えますよ。
おすすめの効果④:リラックス
入浴剤の香りはリラックス効果を高め、自律神経を整える効果に期待ができます。
夏は暑さや冷房の寒さから睡眠の質が低下し、睡眠不足につながることも。睡眠不足は疲れが取れなかったり体調不良になったりと良いことがありません。
夏の睡眠の質を高めるためには、適切な室温とリラックスすることがポイントです。
入浴でしっかりと温まったり好きな香りの入浴剤でリラックスできれば、寝つきが良くなり「いい睡眠」に繋がります。
体調を崩しやすい夏は、入浴剤を使って「入浴の効果」を高めてあげるとよいでしょう。
◇効果が高まる!夏の入浴のポイント
入浴剤はもちろんのこと、入浴の効果をたかめるためには「入浴の仕方」も大切です。
疲労改善に効果的な入浴法を紹介します。
ポイント①:お湯の温度は38℃
お風呂の温度は38℃前後のぬるめのお湯がおすすめです。
熱いお湯に浸かる方法もありますが、夏はのぼせやすかったり体調不良になったりする可能性があります。
保温効果やリラックス効果を高めるならぬるめのお湯が最適!
負担なくお湯に浸かれる温度にしましょう。
ポイント②:入浴時間は10~20分程度
入浴のメリットは、身体の芯まで温められることです。
ぬるま湯で浸かる場合は、10〜20分程度がおすすめ。たとえぬるくてもこの程度浸かれば、保温や血行促進効果を感じられます。
5分程度であっても、シャワーだけで済ませるより体が温まるでしょう。
ただし、長くお湯に浸かるのが苦手な方は無理をしないようにしてくださいね。
ポイント③:ゴシゴシ洗いをしない
肌への刺激は、ベタつく原因である「皮脂の過剰分泌」につながります。
ゴシゴシ洗いや洗浄力が強いボディーソープは要注意!
肌に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、乾燥を導きます。乾燥した肌は皮脂を補おうとして過剰に分泌するため、かえってベタつく肌になることも……。
入浴後にベタつきたくない方は、肌への刺激になる行為や成分の使用を避けると良いでしょう。
ポイント④:十分な水分補給
夏はただでさえ汗をかきやすく、水分が不足しがちです。入浴後はいつも以上に水分補給を心がけましょう。
できれば入浴前後にコップ1杯の水を飲むのがおすすめ。
水分不足は肌の乾燥や体調不良にもつながるため、入浴はもちろんのこと日常的に意識しておきたいポイントです。
◇まとめ
夏におすすめの入浴剤の効果と入浴法について解説しました。
汗をかきやすい夏は、お風呂あがりの爽快感を求めがち。もちろんお風呂あがりを快適に過ごすためには必要かもしれませんが、夏の不調に悩む方は「入浴の効果」を高める入浴剤にも注目してみましょう。
冷えやむくみ、疲労や食欲不振など、夏の体調不良は入浴によって症状が和らぐ可能性があります。
ポイントは「保湿」「保温」「リラックス」! 夏こそ入浴の本来の効果に注目しましょう。
今年は入浴効果を高める入浴剤を活用して、不調知らず夏を過ごしてくださいね!