ミストシャワーってなんだか肌によさそう!
霧状の水が降り注ぐミストシャワーは、通常のシャワーよりも肌によさそうなイメージがありますよね。
しかしなぜミストが肌にいいのか、実際に理解している方は少ないのではないでしょうか。
わざわざミストシャワーに替えたのに、期待していた効果を感じられずムダな出費になってしまうのも避けたいところです。
そこで今回は、ミストシャワーの効果や話題の「ファインバブル」との違いを解説しています。
自分に合ったシャワーが見つかるきっかけになるため、ぜひ参考にしてくださいね!
◇ミストシャワーの効果
ミストシャワーとは、水を霧状に噴射するシャワーのこと。通常のシャワーよりも水の粒子が細かく、肌あたりがいいのが特徴です。
水の粒子が細かいからこそ得られるミストの効果を紹介します。
効果①体感温度を下げる
ミストは、「気化熱」によって体感温度を下げる効果があります。
気化熱とは、液体が気体になる時に周囲から熱を奪う現象のこと。野外では暑さ対策としてよく利用されます。
暑さ対策としてミストシャワーを使うメリットは以下の通りです。
- 広範囲に水を噴射できる
- 湿度を上げずに温度だけを下げられる
- 水浸しにならない
駅やイベント会場など、不特定多数の人が集まる場所の暑さ対策として使われることが多いです。
効果②肌表面の汚れを優しく落とす
ミストは通常のシャワーよりも肌当たりがやわらかいため、肌への負担が少ないのが特徴です。
粒子が細かいため皮膚表面の汚れを洗い流しやすく、洗浄力の強い石鹸の使用やゴシゴシ洗いを避けられます。
赤ちゃんや敏感肌の方、皮膚にけがをしている方など、刺激を避けたい方の洗浄に向いているでしょう。
効果③蒸気による発汗
ミストシャワーは、使い方によって発汗を促す効果にも期待ができます。
お風呂のような閉め切った空間で高温のミストを長時間使用すると、サウナのような空間を作れるからです。
蒸発したミストは室内に留まり、湿度が上昇。より汗をかきやすい環境を作れます。
発汗は疲労回復やリラックス効果に期待できるため、サウナ効果を求める方にもおすすめです。
◇ミストシャワーのデメリットは?
ミストシャワーのデメリットは、蒸発しやすいことです。
蒸発のしやすさは体感温度を下げる「暑さ対策」としては有効ですが、保温したいときには逆効果。お風呂でミストシャワーを使う際は注意が必要です。
また蒸発時に肌の水分も一緒に蒸発させてしまうことから、かえって乾燥を招く可能性も。
水の粒子を細かくしただけのミストシャワーや、ミストタイプの化粧水は使用後の乾燥にも気を付けると良いでしょう。
◇ミストシャワーはファインバブルと同じ?
ミストは「ファインバブル」が発生していると思う方もいますが、実はそうではありません。
ミストは「水の粒子を細かくしたもの」である一方、ファインバブルは「水に気泡を含ませているもの」なので別物です。
ファインバブルとは、直径が100μm(0.1mm)未満の気泡のこと。泡の大きさが1〜100μm未満を「マイクロバブル」、1μm未満の気泡を「ウルトラファインバブル」と言います。 |
ミストでは、美容効果に期待できる「ファインバブル」と同様の効果を得るのは難しいでしょう。
◇お風呂で使うなら「ウルトラファインバブル」がおすすめ
ウルトラファインバブルシャワーは、1μm以下の小さな気泡を発生させるシャワーです。
酸素をたっぷりと含むシャワーは、以下のような効果に期待ができます。
洗浄効果 | 気泡を含んだ水が毛穴の奥まで入り込み汚れを除去。皮脂汚れによる黒ずみの改善効果も期待できます。 |
保温効果 | 肌に当たったシャワーが体に沿って流れ落ちる「コアンダ効果」によって体が温まる。小さな気泡が血管を拡張し、血流促進による保温効果も。 |
保湿効果 | シャワーに含まれた気泡は肌に密着して浸透力をアップ。肌の潤いを保つ効果があります。 |
上記の効果を求める方は、「ウルトラファインバブル」を発生させるシャワーヘッドを選びましょう。
◇まとめ
ミストシャワーの効果や他のシャワーとの違いを紹介しました。
ミストは肌の洗浄のほか体感温度を下げる効果もあるため、自宅のシャワーだけでなく街中で見られることもあります。基本的には水流を切り替えただけなので、美容効果にはあまり期待できません。
もし美容効果を求める場合には、ミスト機能ではなくファインバブルの発生有無を確認すると良いでしょう。
エミュールでは、ファインバブルの中でもより気泡が小さい「ウルトラファインバブル」を発生させるシャワーヘッドを用意しています。
洗浄はもちろんのこと、保湿や保温効果を実感できたという声も多数寄せられています。お肌はもちろん、髪やニオイなどの悩みにもアプローチできるため、ぜひチェックしてみてくださいね。