背中を掻女性

お風呂で痒くなるのはなぜ?原因別の対策とおすすめ入浴剤

お風呂上がり、肌が痒くてたまらない!

そんな経験はありませんか?

実は、お風呂で痒くなる原因は様々で、乾燥やアレルギー、刺激など、複数の要因が考えられます。

この記事では、お風呂で痒くなる原因を詳しく解説し、それぞれの原因に合わせた対策方法をご紹介します。

乾燥肌の方には、ぬるめのお湯や保湿入浴剤の使用、敏感肌の方には低刺激性の石鹸やシャワーヘッドの交換など、具体的な対策を学ぶことができます。

また、アトピー性皮膚炎が悪化するケースや、温熱じんましん、寒冷じんましんといった症状についても触れ、それぞれの対処法を解説。

さらに、おすすめの入浴剤もご紹介!

この記事を読めば、お風呂での痒みの原因を理解し、適切な対策を講じることで、快適なバスタイムを過ごせるようになります。

もう、お風呂上がりの痒みに悩まされる必要はありません!

1. お風呂で痒くなる原因

お風呂で痒くなる原因は様々ですが、大きく分けて乾燥、アレルギー、肌への刺激、その他の要因が考えられます。

それぞれの原因と具体的な症状について詳しく見ていきましょう。

1.1 乾燥による痒み

乾燥は、お風呂で痒みを引き起こす最も一般的な原因の一つです。

特に冬場など、空気が乾燥する季節は注意が必要です。

1.1.1 空気の乾燥

空気が乾燥していると、肌の水分も奪われやすくなります。

お風呂上がりに急激に肌が乾燥し、痒みを感じることがあります。

また、エアコンの使用なども空気の乾燥を招く要因となります。

1.1.2 お湯の温度が高すぎる

熱いお湯は皮脂を落としやすく、肌の乾燥を悪化させます。

40℃以上のお湯は避け、38℃~40℃程度のぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。

1.1.3 洗浄力の強いボディソープの使用

洗浄力の強いボディソープは、必要な皮脂まで洗い流してしまうため、乾燥を招きやすく、痒みの原因となります。

アミノ酸系など、洗浄力のマイルドなボディソープを選ぶようにしましょう。

合成界面活性剤や香料、着色料が多く含まれたボディソープも避けた方が良いでしょう。

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1.2 アレルギー反応による痒み

シャンプー、リンス、トリートメント、ボディソープ、石鹸、入浴剤など、お風呂で使用する様々なものがアレルギー反応を引き起こし、痒みの原因となることがあります。

また、水道水に含まれる残留塩素もアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

1.2.1 シャンプー、リンス、トリートメント

シャンプー、リンス、トリートメントに含まれる成分が頭皮や肌に合わない場合、痒みや炎症を引き起こすことがあります。

特に、シリコンや合成界面活性剤、香料、着色料などが含まれている製品は注意が必要です。

1.2.2 ボディソープ、石鹸

ボディソープや石鹸も、シャンプーと同様にアレルギー反応の原因となることがあります。

無添加の石鹸や、敏感肌用のボディソープを選ぶと良いでしょう。

1.2.3 入浴剤

入浴剤に含まれる香料や着色料などがアレルギー反応を引き起こすことがあります。

特に、硫黄成分の入った入浴剤は、肌への刺激が強いため注意が必要です。

使用中に痒みや赤みが出た場合は、すぐに使用を中止し、医師に相談しましょう。

1.2.4 水道水中の残留塩素

水道水に含まれる残留塩素が肌への刺激となり、痒みを引き起こすことがあります。

塩素除去機能付きのシャワーヘッドを使用することで、残留塩素を除去することができます。

1.3 肌への刺激による痒み

ナイロンタオルでゴシゴシ洗うなどの摩擦や、熱いお湯による刺激も痒みの原因となります。

1.3.1 ナイロンタオルなどの摩擦

ナイロンタオルは肌への刺激が強いため、痒みを悪化させる可能性があります。

柔らかいタオルやガーゼを使用し、優しく洗うようにしましょう。

また、垢すりタオルなども刺激が強いため、使用を控えた方が良いでしょう。

1.3.2 熱いお湯による刺激

熱いお湯は肌への刺激が強く、痒みや炎症を引き起こす可能性があります。

38℃~40℃程度のぬるめのお湯で入浴するようにしましょう。

1.4 その他、お風呂で痒くなる原因

その他にも、様々な要因がお風呂での痒みの原因となることがあります。

1.4.1 温熱じんましん

温熱じんましんは、温かいお風呂やシャワーによって引き起こされるじんましんです。

入浴後、数分から数十分以内に、赤い膨疹やかゆみが出現します。

1.4.2 寒冷じんましん

寒冷じんましんは、お風呂上がりの急激な温度変化などによって引き起こされるじんましんです。

お風呂から出た後、冷たい空気に触れることで、皮膚が赤く腫れ上がり、痒みを伴います。

1.4.3 アトピー性皮膚炎の悪化

アトピー性皮膚炎の人は、乾燥や刺激によって症状が悪化しやすく、お風呂で痒みを感じることがあります。

適切なスキンケアを行うことが重要です。

2. お風呂で痒みを抑える対策

お風呂で痒みを抑えるには、原因に合わせた対策が重要です。

乾燥、アレルギー、刺激、その他の要因別に具体的な対策を見ていきましょう。

2.1 乾燥対策

乾燥による痒みは、肌の水分が不足することで起こります。以下の対策で肌の水分を保ち、痒みを抑えましょう。

2.1.1 ぬるめのお湯で入浴する

熱いお湯は皮脂を奪い、肌を乾燥させる原因となります。38~40℃程度のぬるめのお湯に10~15分程度浸かるようにしましょう。長湯も乾燥を招くため避けましょう。

2.1.2 保湿成分入りの入浴剤を使用する

セラミド、ヒアルロン酸、スクワランなどの保湿成分配合の入浴剤は、入浴中の肌の乾燥を防ぎ、しっとりとした肌を保ちます。入浴剤を選ぶ際には、自分の肌に合うものを選びましょう。無香料、無着色のものがおすすめです。

2.1.3 入浴後はすぐに保湿クリームを塗る

お風呂上がりはタオルで優しく水分を拭き取り、3分以内に保湿クリームやボディオイルを全身に塗布しましょう。特に乾燥しやすい部位は重ね塗りすることで、より効果的に保湿できます。尿素やセラミド配合のクリームがおすすめです。

2.2 アレルギー対策

シャンプー、リンス、トリートメント、ボディソープ、石鹸、入浴剤など、様々なものがアレルギー反応を引き起こす可能性があります。原因を特定し、適切な対策を行いましょう。

2.2.1 低刺激性のシャンプー、リンス、トリートメントを使用する

アミノ酸系洗浄成分配合のシャンプーや、シリコンフリー、アルコールフリーのリンス、トリートメントなど、低刺激の製品を選びましょう。頭皮や髪への負担を軽減し、痒みを抑えます。

2.2.2 低刺激性のボディソープ、石鹸を使用する

香料、着色料、防腐剤などの添加物が少ない、無添加石鹸やアミノ酸系洗浄成分配合のボディソープを選びましょう。敏感肌の方にもおすすめです。

2.2.3 入浴剤を使用しない、もしくは低刺激性の入浴剤を使用する

入浴剤が原因で痒みが出る場合は、使用を控えましょう。使用する場合は、無香料、無着色、防腐剤フリーなど、低刺激性の入浴剤を選びましょう。パッチテストを行うことで、アレルギー反応の有無を確認できます。

2.2.4 塩素除去のシャワーヘッドを使用する

水道水に含まれる残留塩素が肌への刺激となる場合があります。亜硫酸カルシウムやビタミンCなどを利用した塩素除去シャワーヘッドを使用することで、残留塩素を除去し、肌への負担を軽減できます。

2.3 肌への刺激対策

ナイロンタオルや熱いお湯は肌への刺激となり、痒みの原因となります。肌への負担を減らす工夫をしましょう。

2.3.1 柔らかいタオルを使用する

ナイロンタオルは刺激が強いため、綿やガーゼなど、肌触りの良い柔らかいタオルを使用しましょう。タオルでゴシゴシこすらず、優しく洗うことが大切です。

2.3.2 ゴシゴシ洗いをしない

ゴシゴシと強く洗うと、肌のバリア機能を損ない、乾燥や痒みを悪化させます。泡で優しく洗いましょう。手のひらで洗うのもおすすめです。

2.3.3 熱いお湯を避ける

熱いお湯は肌への刺激となるため、ぬるめのお湯で洗いましょう。シャワーの温度にも注意が必要です。

2.4 その他、お風呂での痒み対策

温熱じんましん、寒冷じんましん、アトピー性皮膚炎などが原因で痒みが生じる場合は、医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。自己判断で市販薬を使用するのではなく、専門家の指導の下で治療を行いましょう。

2.4.1 医師に相談する

上記の方法を試しても痒みが改善しない場合や、症状が悪化する場合は、皮膚科専門医に相談しましょう。適切な診断と治療<を受けることで、症状の改善が期待できます。自己判断で対処せず、専門家のアドバイスを仰ぎましょう。

原因 対策
乾燥 ぬるめのお湯、保湿入浴剤、入浴後すぐに保湿
アレルギー 低刺激性の製品の使用、塩素除去
刺激 柔らかいタオル、ゴシゴシ洗いをしない、熱いお湯を避ける
その他 医師に相談

3. おすすめ入浴剤

お風呂での痒みに悩んでいる方におすすめの入浴剤を、肌質別に紹介します。

自分に合った入浴剤を選ぶことで、痒みを抑え、快適なバスタイムを過ごせるでしょう。

3.1 乾燥肌向け

乾燥肌の方は、セラミドなどの保湿成分が配合された入浴剤を選ぶのがおすすめです。

肌のバリア機能をサポートし、乾燥による痒みを和らげます。

3.1.1 キュレル 入浴剤

キュレル 入浴剤は、乾燥性敏感肌のために開発された入浴剤です。

セラミド機能成分(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)が配合されており、肌のセラミドの働きを補い、乾燥を防ぎます。弱酸性、無香料、無着色で、敏感肌の方にもおすすめです。

※セラミドの働きを補い潤いを与える

3.1.2 エミュールミネラルバスパウダープレミアム(保湿&無添加入浴剤)

エミュールミネラルバスパウダープレミアムは、天然由来のミネラル成分と15種類の植物由来保湿成分を配合した無添加入浴剤です。

豊富なミネラルが肌に潤いを与え、しっとりとなめらかな肌へ導きます。

合成香料・合成着色料・防腐剤を一切使用しておらず、敏感肌の方にも安心。赤ちゃんからシニアの方まで、家族みんなでお使いいただけます。

ゴシゴシこすり洗う必要がなく、お風呂上がりは全身しっとりと保湿。

洗浄と保湿を同時に叶え、水道水に含まれる残留塩素もやさしく緩和します。

3.2 敏感肌向け

敏感肌の方は、低刺激性の入浴剤を選ぶことが大切です。香料や着色料などが含まれていない無添加の入浴剤がおすすめです。肌への負担を最小限に抑え、痒みを防ぎます。

3.2.1 バスクリン 薬用ソフレ

バスクリン 薬用ソフレは、乾燥肌や敏感肌の方におすすめの薬用入浴剤です。有効成分が肌あれを防ぎ、しっとりすべすべの肌に導きます。清々しいハーブの香りでリラックス効果も期待できます。

3.2.2 ミノン 薬用保湿入浴剤

ミノン 薬用保湿入浴剤は、肌のバリア機能をサポートし、乾燥によるかゆみや肌荒れをやさしく和らげる薬用処方の入浴剤です。

有効成分を配合し、入浴効果を高めながら、保湿成分(アミノ酸)が肌に潤いを与えます。

微香性のグリーンフローラルの香りが心地よく広がり、リラックスしたバスタイムを演出。敏感肌の方にもやさしい処方です。

3.3 その他の肌質向けのおすすめ入浴剤

その他、様々な肌質や悩みに対応した入浴剤があります。以下にいくつかご紹介します。

入浴剤名 特徴 おすすめポイント
アース製薬
温泡 ONPO とろり炭酸湯 ぜいたく華蜜の香り
炭酸ガスが温浴効果を高め、血行を促進。保湿成分配合で、しっとりした湯上がり感。 冷え性、肩こり、腰痛、疲労回復、乾燥肌の方におすすめ。
花王
バブ メディキュア 温もりナイト
高濃度炭酸と温泉成分配合。ジンジャーとハーブの香りでリラックス。 冷え性、疲労回復、肩こり、腰痛、肌荒れ、神経痛、リウマチの方におすすめ。

白元アース 
HERSバスラボ うるおい ボトル

ヒアルロン酸(保湿成分)配合でお肌しっとり。しっとりなめらかな湯上がり感。 乾燥肌、敏感肌の方におすすめ。


入浴剤を選ぶ際には、自分の肌質や悩みに合わせて選ぶことが大切です。今回ご紹介した入浴剤以外にも、様々な商品が販売されているので、自分にぴったりの入浴剤を見つけて、快適なバスタイムを過ごしましょう。

4. 私の体験談

私は長年、お風呂に入るたびに体中が痒くなることに悩まされていました。

特に冬場はひどく、お風呂上がりは全身が真っ赤になり、掻きむしってしまうほどでした。

色々な入浴剤を試したり、ボディソープを変えたり、シャワーヘッドを塩素除去タイプに変えたりもしましたが、なかなか改善しませんでした。

皮膚科にも何度か通院し、アレルギー検査なども受けましたが、特にアレルギー反応は見られず、乾燥肌気味だと言われました。

処方された保湿クリームを塗っても、お風呂上がりの痒みは治まりませんでした。

本当に辛く、お風呂に入るのが憂鬱でした。

4.1 様々な対策を試した結果

インターネットで情報を探し、様々な対策を試してみました。

その中で、特に効果があったと感じたことをご紹介します。

4.1.1 お湯の温度を下げる

熱いお湯が好きだったのですが、ぬるめのお湯(38~40度)で入浴するように心がけました。最初は物足りなく感じましたが、痒みはかなり軽減されました。

4.1.2 入浴時間を短縮する

長風呂が好きでしたが、入浴時間を10分以内に短縮しました。これも痒みを抑えるのに効果的でした。

4.1.3 体をゴシゴシこすり洗いしない(一番効果を実感しました!)

これまでたっぷりのボディソープを泡立てて洗っていましたが、エミュールミネラルバスパウダープレミアムを使い始めてからは、お風呂に浸かるだけで汚れを落とし、保湿までできるため、体を洗うのをやめ、湯船に浸かるだけのケアに切り替えました。

その結果、肌への負担が軽減され、かゆみも気にならなくなりました。

4.1.4 保湿剤を工夫する

お風呂上がりにすぐにワセリンを全身に塗るようにしました。

ワセリンは保湿効果が高く、肌のバリア機能を補ってくれるので、乾燥による痒みを防ぐのに効果的でした。

特に、痒みの強い部分には重ね塗りするようにしました。

4.1.5 刺激の少ない衣類を着る

お風呂上がりに着るパジャマも、綿素材など肌に優しい素材のものに変えました。

化学繊維のものは刺激になり、痒みを悪化させることがあるからです。

4.2 現在のお風呂事情

これらの対策を継続した結果、今ではお風呂上がりの痒みはほとんどなくなりました。

以前はお風呂に入るのが苦痛でしたが、今はリラックスできる時間となっています。

現在使用している製品や入浴方法をまとめました。

項目 製品名/方法
シャンプー キュレル シャンプー
コンディショナー キュレル コンディショナー
ボディソープ 不使用(お風呂に浸かるだけ)
入浴剤 エミュールミネラルバスパウダープレミアム
タオル 綿100%の柔らかいタオル
お湯の温度 38~40度
入浴時間 10分以内
お風呂上がりの保湿 ワセリン(全身)
パジャマ 綿100%のパジャマ

 

私と同じようにお風呂上がりの痒みに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

症状が改善しない場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。

自己判断で対処せずに、専門家のアドバイスを受けることが大切です。

5. まとめ

お風呂で痒くなる原因は、乾燥、アレルギー、刺激、その他(温熱じんましん、寒冷じんましん、アトピー性皮膚炎の悪化など)が考えられます。

それぞれの原因に合わせた対策をすることが重要です。

乾燥による痒みには、ぬるめのお湯、保湿入浴剤の使用、入浴後の保湿が効果的です。

アレルギーが原因の場合は、低刺激性のシャンプーやボディソープ、入浴剤の使用、塩素除去シャワーヘッドの利用を検討しましょう。

肌への刺激が原因であれば、柔らかいタオルの使用やゴシゴシ洗いを避けることが大切です。

温熱じんましんや寒冷じんましん、アトピー性皮膚炎の悪化が疑われる場合は、自己判断せず、医師に相談しましょう。

紹介したキュレル入浴剤、エミュールミネラルバスパウダープレミアムは無添加で乾燥肌の方におすすめです。

バスクリン 薬用ソフレ、ミノン 薬用保湿入浴剤は敏感肌の方におすすめです。

自分に合った入浴剤を選び、快適なバスタイムを過ごしましょう。

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